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そのままで大丈夫だよ、って言える場所でありたい。
21歳の息子、最近、言葉が達者になってきました。
「大きいサギがいたねぇ」
「長崎バスの運転手さん、V・ファーレンの服ば着とった」
「帰ってから、野球の試合ば見らんば」
IQ20、区分3、急激な言語の発達なのです。
息子よ、ナゼ、今?
そんな息子から
「のいちごのみんな、誰が一番好き?」と聞かれました。
(事業所の名前が、のいちごのいえ、です)
えー
一番とか、考えたことなかったな…。
毎日来てくれる子もいれば、週一の子、
月2回くらいの子もいます。
どんだけ見積もっても
みーんな同じくらい大好き♡
愛しい♡
…ということに気付きました。
ある日。
言語の獲得が難しいAくん。
お散歩に行きたくて、一緒に行きたい職員の靴を、
靴箱から取り出して玄関に置きます。
最高の笑顔で!
ちょー頭いい!
ハグしたいけど我慢ですw
またある日。
口げんかが始まり、距離を離されたBくんとCちゃん。
しばらくするとCちゃんが泣きながら
「オーナー、謝りたいからBくん連れてきてよ」
「Bくん、ごめんね」
「いいよ」
「一緒に宿題しよう」
「いいよ」
肩を並べて宿題を始めました。
もう、こちらが涙。
ハグしたいけど我慢ですw
誰かに話したくなる、こんなエピソードが
毎日毎日、起こります。
終礼では今日はこんなに面白いことがあった!と
職員みんなで共有して
爆笑して「おつかれさまでした~」と帰宅します。
でもキレイなお話ばかりではありません。
やはりこちらの対応が難しく
受け入れの継続ができなかった方も
いらっしゃいます。
全て、こちらの課題です。
保護者さまにはどんなに謝罪しても、
言葉は虚しく響くだけだったと思います。
自分たちの実力を痛感し
新規の児童さんを受け入れることが
怖くなる時もあります。
それでもやっぱり
そのままで大丈夫よって
伝えられる場所でありたいと
思うのでした。
今夜は息子がB型就労支援事業所でお世話になっている
社会福祉法人 出島福祉村が主催する講話
「ノーマライゼーションの実現
福祉とまちづくりの未来」
講師 秋山 浩保さん
に行ってきます。
金曜日の夜、
お疲れマックスバテバテの自分に
果たして何がインプットされるのか?
行ってみないと分からない
いや
行ってみれば分かるので
行ってきます。
今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございました。