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私がハイキュー!!好きなのは健常児を育てる擬似体験が出来るから。たぶん。で、疑似ではなく、私に何ができるのでしょう?

随分前ですが、活動の中でウォーキングをしていた時
ある児童が激しい癇癪を起こし
泣きながら私につかみかかって来たことがあります。
振りほどいても振りほどいても
執拗につかみかかって来ます。
しまいにはそのつかみかかる両手をつないで
「ごめんね、ごめんね」と謝りました。

健常児に生まれていたら
今頃そこのセブンイレブンで
お友達と恋バナでも咲かせている時間帯。
なのに
障害児に生まれたばっかりに
放課後、ディに連れて行かれて
ウォーキングなんかやらされて
「行きたくない」って言葉に出来なくて
我慢も限界で訴えたのだし
それしか訴える手段がないのだから。

そんな事を考えていると
涙が止まりませんでした。
私が泣き出すとその児童
(といっても身長は同じくらい)は急に冷静になり
手をつないで事業所へ帰りました。

普通って、本当にうらやましいです。
選択肢がある。
挑戦も失敗もできる。
健常児のお母さんが当たり前に
「部活の応援が大変で~」なんて言うと
やっぱり私は寂しい気持ちになる。
「いやいや、自慢かよ?」と思ってしまう自分に対して
寂しい気持ちになる、です。

だから
何故かほとんど保護者が登場しないハイキュー!!で
(普通、あんな強豪なら母ちゃん全員ガチ勢なはずやろ)
保護者になったつもりで応援してるw

「挑む者だけに
勝敗という導と
その莫大な経験値を
得る権利がある
今日
敗者の君たちよ
明日は
何者になる?」
By 雲雀田監督@ハイキュー!!

もちろん、健常児だからって
みんながみんなこうではない
でも、その多くに、選ぶ権利が当たり前にある。

こんな期待を
されることも、することもなく
特に特別支援学校の高等部を卒業すると
ライフステージもなく
ただ淡々と時間が流れていく
ような感じです。

放課後
児童をこういう情緒にしてしまって
自分もこういう情緒になっているなんて
支援者として完全に失格です。

で、こんな私に何ができるのでしょう?
生きている限り、問いが続きます。

今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございました。


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