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ほん その①「教師という接客業」
齋藤浩先生著の「教師という接客業」という本を読んだ。
夏季休業中の職業はポケモンマスターだし、なかなか本を読まないわたしではあるが、少し前の保護者対応がきっかけとなり、この本を手に取った。
進む教師の接客業化。わたしもこの短い教師人生の中で、何度保護者に謝罪をしただろうか。本に出てくる保護者対応の事例に「あるある~」と共感するところが多かったが、終盤は読んでいて心に来るものがあった。自分の今までの教師としてのやり方も、一部接客業化していたことを痛感させられた。また、教師とは本来子どもの将来を見据えた指導・支援をするべきなのに、目先の安定を求めて安易な方に逃げてしまっていたように思う。
わたしは現在担任を持たず、全校児童や他教師のサポートに回る立場である。この本を読んで、肩書にある「支援」という言葉についてもう一度考えてみた。子どもの今の安定・安心を作り出すことはもちろんだが、それだけでなく、見通しをもち、子どもの将来や成長を考えた支援を心掛けたいと思う。今まで「楽しく」しか芯がなかったわたしに、新たな芯を加える素敵な一冊となった。