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🎵雨の日に聴きたい歌⑪-2 気分が上がるオシャレな雨の日ソング💚(6曲)
「雨の日に聴きたい歌」
本日を含めて残り2回となりました。
多くの方からスキ・コメントを頂戴し、約2ヶ月間、楽しく続けることができました。
本シリーズをご愛読くださった皆様に、心より感謝申し上げます🙇♀️
今回の企画では紹介できなかった「雨の日ソング」、私が聴き込めていない「雨の日ソング」などもまだまだあります。
いつかまた、別の企画で「雨の日に聴きたい歌」を特集する機会もあるかもしれませんが、その際はさらに学びを深化させ、素敵な作品をご紹介できれば、と思います。
そんなわけで本日も、拙記事にゆるりとお付き合い願います。
✅前回記事はこちらから👇
①雨の日のブルース
歌:渚ゆう子
作詞:橋本淳
作曲:筒美京平
1971年8月発売。
作曲家の筒美京平さんはベンチャーズの曲を意識してこの歌を作曲したとされる。
たしかにイントロから強烈なインパクトがあり、全体的に流麗で、リズミカル。
歌詞を見ると、「熱い恋の誘惑に 耐えている」。
すなわち、過去に別れた恋人への想いを胸に秘め、新たな恋に溺れたりしない、と決めている強い女性主人公の姿がそこにある。
運命の波に翻弄されながらも、自分だけの恋愛軸を持って生きている、芯の強い女性。
そんな主人公の心理が、力強くカッコいいメロディに乗ることにより、一層、聴き手の胸に強い感動を巻き起こす、ドラマティックな作品となっている。
②雨の日はバラードで
歌:やしきたかじん
作詞:ありそのみ・谷口雅洋
作曲:谷口雅洋
編曲:川村栄二
1986年10月発売のアルバム「For You〜やっぱ好きやねん〜」収録曲。
「雨の日はバラードで 貴女を思い出そう」のサビの部分で熱が入り、それまでかなり抑制がかかっていた歌声が高らかになるところに、やしきたかじんさんの歌声の魅力・個性もギュッと詰まっている。
通り過ぎてしまった素敵な恋を追いかけることはせず、愛した女性を「想い出にかえす」と、自分に言い聞かせるようにつぶやく男性主人公。
せつなくも美しい恋の終わりが、タイトル通りの甘いバラードで綴られている。
③土砂降りの雨の中で
歌:矢吹健
作詞:大日方俊子
作曲:小田島和彦
1969年4月、和田アキ子さんの2枚目シングルとしてリリース。
今回は矢吹健さんのカバー作品をご紹介する。
「土砂降りの雨」というと、地面や風景だけではなく、人の心も身体も荒んでしまうような暗鬱な印象を受ける。
しかしながら、日頃のストレスや未練に思うことなどを一気に洗い流してしまう「浄化の雨」として描かれることも多く、この歌もそのケースに当てはまる。
そう、主人公の心の澱を洗い流す「土砂降りの雨」。
そんな雨の日は思いきりやさぐれてみるのも、自分の心を救うためにはアリ、かもしれない。
和田アキ子さんのパワフルボイスもこの歌の世界観に見事にマッチしているが、矢吹健さんの独特な、咆哮のような唸り(アレンジ)や、ドスの効いた渋いハスキーボイスもじつに魅力的。
ジャジーでノリのいいメロディも、日頃の鬱憤を晴らすのに打ってつけだ。
④黄昏のビギン
歌:水原弘
作詞:永六輔
作曲:中村八大
1959年10月、水原弘さんの2枚目シングル「黒い花びら」のB面に収録された曲。
当時はシングル曲に人気が集中し、この「黄昏のビギン」に注目が集まることはなかった。
しかし、1990年代に入り、ちあきなおみさんが自身のアルバムの中でカバーし、「隠れ名曲」として掘り起こされるきっかけが訪れる。
そこからさらに時を経て、近年では多彩なジャンルの歌手たちが続々とこの曲をカバーするようになった。
なお、ちあきなおみさんのカバー曲は4年間の長きにわたり、「ネスカフェ・プレジデント」のCMソングに起用されていたので、今なお記憶に残っている人も多いかもしれない。
⑤京都 別れ雨
歌:多岐川舞子
作詞:麻こよみ
作曲:徳久広司
編曲:前田俊明
2024年5月発売、多岐川舞子さんの最新シングル。
とにかく「カッコいい!!」の一語に尽きる。
これまで、女性演歌歌手が三味線を弾きながら着物姿で歌う、というパターンはあったけれど、まさかのサックスと演歌のコラボ。
演歌をジャズ風にアレンジする、というのはこれまで多くのミュージシャンが試みてきたと思うが、この曲に関しては「ジャズ演歌」(そんなジャンルがあるかどうか不明だが💦)としての完成度が非常に高い。
京都弁が随所に散りばめられている歌詞、
ムーディでドラマチックな展開の曲、
多岐川舞子さんがお召しになっているモダンなお着物、
そして軽いノリの振り付け……
全てがカッコいいし、惚れ惚れとする。
雨の日はこんなおしゃれな「ジャズ演歌」で、心を豊かにする時間を持つのも一興ではないだろうか。
⑥悲しき雨音
歌:カスケーズ
作詞・作曲:ジョン・クラウド・ガモー
1962年11月にアメリカでリリース、翌年にはイギリスでも発売され、大ヒットとなった。
1979年公開のイギリス映画『さらば青春の光』では、サウンドトラックとして使用されている。
いきなり雷の音が鳴り、そこから雨が降り出すというイントロ部分は、ちょっと衝撃的。
しかし曲はとても穏やかで、男性主人公の失恋の無念さを、甘く優しく包み込むようなノリ。
気分が上がるオシャレな曲だけど、心の静けさも取り戻させてくれる。
そんな不朽の名作。
🐥本日の記事は以上です🍀
ここまでご覧くださり、ありがとうございました m(__)m
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