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【月収3桁万円】フリーランスの1日を紹介

何かを得るには何かを失うのが常ですから。 
                 ハリソン山中(『地面師たち』より)


無職、脱出

ごきげんよう。実は10月頭にこっそり無職を卒業し、個人事業主(フリーランス)へと転生いたしました。

友達の飲み会に行っても「無職か・・・まぁ時にはそういう時間も必要だよね・・」という謎の気を使われることが無くなり、ようやく大手を振って表を歩けるようになった。

どんなフリーランスをやっているのか

一言で言えば大企業のシステム開発PMO案件をフリーランスとして受託している。
PMOという言葉は聞いたことはあるけど結局何をやっている職種か分からないという人が多いと思うので、「地面師たち」のキャラを使って説明しよう。

まず大前提として、昨今様々な企業がシステム開発を行っており、そのシステム開発PJ全体をリードするのがPMと呼ばれる人材である。

地面師で例えればハリソン山中(豊川悦司)が、プロジェクト全体をリードするPMに該当
地面師たち Netflix

そしてPMOは、PJの長であるPMの手足となり、PJを構成する各チームを指揮し、プロジェクトの全体計画の策定、推進、調整を担う司令部のような役割を担う存在である。
PMOは市場ではかなり需要が高い人材であり、社内調達のみでは賄いきれず、フリーランス人材を登用する企業もかなり多くなっている。

拓海さん(綾野剛)がPMであるハリソンの手足として、北村一輝、ピエール瀧、小池栄子らが演じる末端の地面師たちのタスクを統括・推進・調整するPMOの役割を担っていた。
地面師たち Netflix

自分にはたまたまITコンサルのバックグランドがあったため、このシステム開発に関するPMO案件の受託に難なく成功。
そして正社員雇用ではなく、PJが終われば切られる人材であるフリーランスは、そのリスクに見合う報酬設計がされており、その月額単価はなんと3桁万円。

正直業務量、難易度と比較すると破格の報酬感である。
業界柄報酬が低く設定されているIT業界の人間が最早で1,000万プレイヤーに到達できる手段としては、おそらくこのPMOフリーランスになることがベストであると思う。

実際の1日の過ごし方

フリーランスは働く時間が自由で、働く場所も自由というイメージが先行しているが、PMOフリーランスはサラリーマンと全く同じ働き方となるため、平日の09:00-18:00が労働時間のコアタイムとなる。
また、勤務形態も週2出社、週3在宅といったハイブリットワークが主流である。

PMOフリーランスの基本的な働き方は以下のような感じ。正直めちゃくちゃホワイト。

09:00~:始業&メール・チャットチェック
09:30~:会議(システム開発PJは午前中に進捗会議が集中する傾向)
12:00~:ランチ(出社時は社員の方とランチに行く)
13:00~:作業&たまに会議
18:00~:就業(基本定時で上がれる)



で、ぶっちゃけどうなの?


すんません、11月末でPMOフリーランスは辞めます。
なぜならば社会不適合者だから。

PMOフリーランスは「そこそこの責任・圧倒的なワークライフバランス・超高額な報酬」が両立できるもうびびるくらいコスパ最強の仕事だけど、働き方がマジでサラリーマンと変わらない。

上長から細かく進捗確認されるわ、大して興味も無い仕事内容に対して熱意や主体性を求められるわ、とにかく社会不適合者には生きづらい環境でござんした。

ただ間違いなく報酬は圧倒的高水準・ワークライフバランスも最高峰なので、サラリーマン的働き方が苦ではない人にとっては、PMOフリーランスはこれ以上無い働き方だと思う。

脱・無職失敗

というわけで、2ヶ月後にはまた無職になります。
もういよいよ腹括って自分で起業するしかないフェーズまで来た気がする。
テンションの上がらねえことにパワー使ってる場合じゃねえ!

宇宙兄弟 小山宙哉


とりあえずは引き続き飲み会で「また無職か・・・まぁ時にはそういう時間も必要だよね・・」と言われる雌伏の時を過ごすとします。


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