明日からのスタートと違う世界線

私はムック。30歳、無職、金なしゲイ。

急遽パートナーの車校のスケジュールが決まった。
本来地元で取る予定だったのを、私のうつのせいで福岡にきて2段階目を取ることになってしまったのだが、あまりにも急遽決まった予定だった。(まぁ、その後1ヶ月空くという奇妙なスケジュールはまた相談してくるとのこと)
どうしても免許を取らせてあげたい。成功体験として持たせたい。彼の仕事が始まる前に終わらせたい。あわよくば、互いに運転して遠くまで行きたい。

だが、その連絡は昨日の夜にあったこともあり、アスペ的には辛かったのか、「眠れないかもしれない」「躁との混合状態から鬱に変わってきてるからしんどい、明日行きたくない」などと発言したり、
絡みがいつもよりうざかったり、どことなく
不安定そうだった。連絡がきた時からそれらは予測できたので、早めに一緒に寝ることにはした。鬱な中でやればいい、そんな人は山ほどいて、あなたのやる気を高めるのも向こうの仕事、とフォローも入れた。
昨日は久しぶりに彼の手料理を食べた。大きなハンバーグ、私のリクエストで6年ぶりに作ったとのことだが、とても美味しかった。それでの疲れたのもあったから、早めに休ませたかった。

どうしても不安なら一緒に行くよ?鬱だから起きれるかわからないけど、と伝えたら、速攻ぐっすり寝た、よかった。万全な状態を考えれば私も早く寝なきゃいけないのだが笑

昨日のnoteの記事ではないが、もっとみんな開放的に色々書いていたので、私もそうしようと思う。

元々パートナーが知り合ったのは7年前、当時私の親友と付き合ってたパートナーは、親友の意向ですぐに別れることになる。パートナーは私の親友への未練で、私と連絡を取ることに。その後、気が合い、躁鬱で生活がままならなかったパートナーが流れ込む形で一時的な同棲、そこでパートナーの大幅な借金が明らかになり、養生と借金返済を名目に別れ、実家に戻ってもらった。しかし、ここから1人で暮らす力のない私は何年間も後悔することに。そして、そこから7年が経ち、定着した仕事ができないパートナーに、私の親友が私と暮らすことを勧めてくれて、再度福岡での同棲に至った。

あまりこういうのは好きではないが、出会った時からパートナーとの因果は感じていた。運命とか綺麗な言葉でないのは確かで、そういう頭お花畑なら、お金で苦しむ生活が待つこの人とパートナーしてない。惚気に取られると本当に困るのでここまでにする。

実は以前の記事にも書いたが、同棲が決まってからというもの、モテにモテた(笑)。その中の1人の男がとても魅力的な男だった。

過去に、仲のいいゲイ友達から、「SNSをほとんどやっていない、優しくてかっこよくて紳士な男と付き合いたい」と言われ、そんな男いるわけないと2人で笑い飛ばしたことがあったが、そんな男が実在したのである。

たまたまそんな男が一時的に気分で始めたSNSを通じて知り合い(半月後には消えていた)セックスをしているうちに好意を抱かれ、何度か紳士的に好意を示されていた。正直実際セックスがなくてもいい男だった。あまり関わったことのないヤンキーではあったが、見た目の厳つさとは、ギャップがすごく優しかった。一部の闇も確かにあったが、自分と共通してる部分であった。

素直にパートナーとのことを全部喋った。私から振るには勿体無い男だったが、7年越しの因果に迷いは一切なかった。素直に理解し、身を引いてくれた。とはいえ、今でも未練があるのか、連絡はとっているし、普通に仲良くしてくれている。好意が報われなくても、友達として長く付き合い、仲良くなることは私も過去経験している。向こうはそう思ってないかもしれないが少なくても好意は示してこない。

過去に私も人並みの恋愛は経験した。若い頃は何も知らずにクズな男と付き合ったし、自分を変えられずに素敵な男も逃した(運命的なものは感じなかった)。因果から逃れようと可愛い年下と付き合ったりもしたし、話や趣味が致命的に合わないいい男と関係を持ったり、誰もが可愛いと認める年下に、一方的に好かれたりもした。そして友達や知り合いの恋愛もたくさん見てきた。

本当は、恋愛は、顔や性格、安定性ではなく、最後は「優しさ」などとカッコよく言いたいところだが、間違いなく「因果」だと思う。どんなに優しくても今のパートナーと経済的に豊かになる未来は見えないし、そんなこと承知で付き合ってない。親が知り合いの〝見える人”に前世よりも前から現世で関わる人は知り合っている、とかいう話をされ、それを聞いた時に鼻で笑ったが、悲しくもかなあながち間違ってないかもしれない(強がり)。

もし、この因果がなければ、ヤンキー優男と付き合ってたと思う。だが、残念ながら、この世界線はなさそうだ。こんな文章を書く、私も未練がましいな。

さて、明日は大事な日だ。しばらくパートナーのフォローに立ち回ろう。

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