10回以上の転職を経て見つけた、心に優しいキャリアの選び方
こんにちは。私はこれまで10回以上の転職を経験してきました。
HSPとして繊細な心を持つ私にとって、働く環境は心に大きな影響を与えます。
そして、住んでいるのが田舎ということもあり、自分の理想とする求人が少なく、職業を自由に選べない現実がありました。
さらに子育てや家業、親の介護も重なり、自分のためのキャリア選びができない時期が長く続きました。
職場環境に悩む日々
転職を重ねる中で、一つの職場に10年勤めたことがあります。それは看護学校の教員として働いていた時期です。
最初は教えることにやりがいを感じていましたが、次第に職場の環境が心をむしばんでいきました。
周囲には攻撃的な人が多く、常にパワハラが横行していました。
誰かが適応障害で休むような状態が続き、私自身もその光景を見ているだけで心が疲れていきました。
私は中立の立場を取ろうとしていましたが、かえってそれが孤独感を深める結果となり、精神的に限界を感じるようになりました。
子どもに関わる仕事への想い
そんな中でも、自分がやりがいを感じる仕事の共通点に気づきました。
それは「子どもに関わること」でした。HSP特有の繊細さが、子どもたちと接する場面ではむしろ強みとして働き、自然と自分らしくいられるのです。
看護学校の教員を辞めた後も、なかなか理想的な職場に出会えませんでしたが、「子どもと関わる仕事をしたい」という思いだけは持ち続けていました。
そしてようやく、念願だった小児科クリニックの仕事に就くことができました。
そこは穏やかな環境で、直接的に感謝を感じられる場でした。
何より、子どもたちと関わることで心が満たされ、「これこそが私の天職だ」と感じるようになりました。
心に優しいキャリアを見つけるために
転職を繰り返して気づいたのは、自分に合う仕事や環境を探すことは簡単ではないということです。
特にHSPの場合、刺激の多い職場や攻撃的な人が多い環境では心が疲れてしまいます。
一方で、自分の特性を活かせる仕事に出会えたときには、心地よさとやりがいを感じられます。
私の場合、「子どもに関わる仕事」という軸を見つけたことで、ようやく心に優しいキャリアを築くことができました。
もしあなたもキャリアに迷っているなら、自分の心が本当に求めているものは何かを見つめ直してみてください。
特にHSPの方は、自分の特性を受け入れ、それを活かせる環境を探すことが大切です。
私の経験が、同じように迷いや葛藤を抱える方の参考になれば幸いです。一歩ずつ、自分に優しいキャリアを目指していきましょう。