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タイ王国バックパッカー1人旅の経験

海外旅行を通じて得た自分の視点や気づき

今回の記事の主旨は

「海外の旅を通してどんな事に気づいたのか?」
「何が印象的だったのか?」という

自分のフィルターを通しての視点や気づき、
考えたこと・・・を伝えたいと思います。


タイを一人旅したのは、2002年の2月で自分が22歳の時でした。

就職を目の前にした時期、大学卒業旅行としてタイを選びました。

タイを選んだ理由は、以下の通りです。

✔︎物価が安い
✔︎フライトチケットも安い
✔︎世界視野で見ると日本から近い
✔︎日本で東南アジアやタイの旅行がブーム
✔︎治安面が良さそう

石田一成が1996年頃に「タイ航空」のCM宣伝のメインキャラクターで登場し、ブームの火付け役になった時代です。

日本には無い世界観、刺激、喜び・・・
といった心踊らされる体験を夢見て飛び立つことを決めました。

1、なぜ、旅行に行こうと思ったのか(目的、動機)

バンコクのイメージ画像

タイに限らず、違う国に訪れる共通目的は体験でしょう。

日本ではできない体験、日本にはない環境、
そこに面白さや何かを求めて行動を起こすのが海外旅行の大きな目的であることは確かです。

タイは、バンコクであれば娯楽(エンターテイメント)やボクシング、違法かどうかは別として賭博、などの刺激や興奮材料が多く存在し、

逆に、北の奥地や南のリゾートに行けば、山と海といった自然を満喫できるバランスの良い国と感じます。

私はバンコクを起点として、北のチェンマイから南のプーケット、パンガン島まで旅行し、自然の豊かさと都会の魅力の両方を体験しました。

2、旅をする上で大事な考え方

私は、海外旅行をする時、一つ大切にしている考え方があります。

それは「オープン・マインド」を持つことです。

この部分は、日本は非常に少ない国と感じていました。

オープンマインドを詳しく説明するつもりはありませんが、自分から心を開いて、人に話しかけたり、コミュニケーションを取ろうとする姿勢というべきでしょうか。

もちろん、相手への敬意と配慮を持って接することも忘れてはいけないと思います。

初めて会う人でも、知り合いかのように接する、
友達のようにフランクにコミュニケーションを取る、

そんなスタンスが「オープンマインド」かなと。

この考えを持ち行動をとると、ぐんと旅行が楽しくなります。

だって、旅は人生の一部で誰かと話をして笑ったり楽しく過ごす方が豊かな時間が増えると思いませんか?

日本語というのは、特に表現が多彩な反面、
言葉遣いに気をつける場面が多く、自然になれないため気疲れする人も多いのでは?と感じます。

タイでは、ほとんど英語を使っていました。
商売をする大抵の人は、簡単な英語は通じます。

英語に、尊敬語や謙譲語がないわけではありませんが、言葉は、何を言いたいのか?を伝える手段。

だから、私は言葉は表現の仕方次第だと考えます。

怒っている感じで言えば、怒っている捉えますし、
喜んでいる、嬉しそうであれば、そう受け止めますね。

お互い、立場など関係なく、ただ、その時だけにフォーカスして、一対一でコミュニケーションを行う。

こういった究極にイーブンでシンプルな関係だから、
オープンマインドになれるし、同じ目線で意思疎通が可能なのかもしれません。

そして、大事なのが、損得無しの相手への思いやり、サービス精神、ホスピタリィ精神、ではないでしょうか。

3、一人旅は出会いと別れの連続ストーリー

一人旅をしていて思った事は、全然ひとりじゃない・・・と気づきました。

22歳でしたし、まだまだ勢いがあったせいかもしれませんが、その時の旅は特に、孤独感は感じませんでした。

一人であれば、自分がアクションを起こさないと前に進みませんし、問題に遭遇した場合でも、どうにかしてクリアする必要が出てきます。

私の場合、大きなトラブルや災難には会いませんでした。

ただし、長距離バスに乗るときなどは、行き先や停留場所、発車時間は、何度も確認したり人に聞いていました。

確認を何度も行った上でも、それが間違っている情報もあったので、その点は東南アジアのタイというのを実感しました。

あとは、宿泊施設(ゲストハウス)は、本当に千差万別で、いろんな顔があります。

立地条件だけでなく、建物の構造や性質、年数、
人柄、複数の要因によって生まれる雰囲気。

私は、気が合うゲストハウスのオーナーや、
従業員とコミュニケーションを取るようにしていました。

今は、スマフォで大抵の情報は調べることができますが、その当時は現地の人から生の情報をもらう事が有利でした。

例えば、両替場所を知りたい、トレッキングをしたい、町を走っている安いバスの乗り方、という情報です。

自分が得をするために、人と話をして情報を手にいれる。

最も基本的で簡単な会話の方法かもしれません。

スマフォで情報を調べる、という行動の変化は、
世界中の至る所でマイナスを起こしている可能性もあります。

4、旅をする時のあなたは自然派、それとも都会派?

タイを旅行して印象に残ったのは、自然がとても精神的にプラスに働くという点です。

チェンマイというタイ第2位の都市に行った時に、「もっと自然を感じたいのであれば、パイという町がおすすめ」と誰かに言われました。

そのパイという町(村)は、チェンマイから更に奥地に入った小さな集落です。

その時、夏休みのキャンプ場で宿泊するようなコテージを利用しました。

村全体の落ちついた感じとか、決して派手さはないけど、自然と調和した雰囲気が気に入りました。

そういう経験から、私の中で幸せや豊さが、
ステータスなどでなく、心(感情)がどう感じるかという原点になっています。

ただ、物事には表裏一体の側面があり、
自然は心が落ち着く反面、刺激が少ない部分もあります。

だから、2、3日も滞在すると飽きがくるし、
人間は無いものねだりの生き物だと自分自身で実感できます。

都会は、誘惑や娯楽が溢れていて、お金があれば楽しむこともできます。

刺激や興奮、歓喜や欲望を満たすためにバンコクや夜の町に出かける旅人も多くいます。

最終的なところ、旅人は

どのように判断するか、
何を選択するか、
どう行動するか、

全て自己責任です。

5、旅や人生は終わらない、変化のあるストーリーを進もう

サムイ島イメージ画像

旅に限らず、体験というのはその時、その場所でしか経験できない人生でたった一つの出来事の連続したストーリー。

だから、貴重でかけがえの無い時間と思えるはずです。

世界を旅する動画クリエーターや、デジタルノマドのように生きる事はできなくても、その時の経験や思い出は深く記憶に残っています。

イギリスのブライトンに続く、2回目の海外旅行となったタイ旅行は、全体的に見ると成功したと自分では思います。

成功したというのは、出会いや出来事を有意義に感じ楽しかった、という意合いです。

今回は、旅を通じての視点や気づきを記事にしたので、誰と出会った・どこに行った・・・というような部分はあまり書いていません。

西暦2,000初頭という時代と時期が時期だけに、日本人だけでなく違う国籍を持つバックパッカーの方との出会いと別れがありました。

一番最後は、サムイ島にいてバンコクに戻る前の日に夕日を見ながら感傷的な気持ちになってこんな事が頭に出てきました。

「サムイ島を旅のゴールにしたけれど、目標を達成したら今度は次の何かを目指さなければならなない。つまり旅や人生は、常に新しい目的を持ち挑戦しなくてはいけないんだ」

という人生観に気づいた事です。

不幸か幸いか、私は日本に戻って会社で働くという使命が課せられていたので、

次のやるべき事に関しては不安や悩みを持つ必要はありませんでした。

ただし、お金があって自由になっても、人はまた別の何かを求めたり追いかけたりする生き物なんだろうなー。というのはその時の直感というか心に残った気づきでした。

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