となりの席のタカシくん。
「私の人生において、私によき影響を
与えてくれている。と、私が勝手に
思っている5人」の中のひとり。
それは職場で隣の席に座っているタカシくん。
ごくフツーのサラリーマンだ。
何にも動じない雰囲気で、包容力がムンムンで、
あぁ、任せて安心だね!と、若い職員からの人気も高く信頼も厚い。
「ナンバーワンホストにオレはなる!」
と、お考えだかどうかはわからないが、
営業の成績も抜群だ。
相手の思いを察知したり受け止める
能力に長けているのだろう。
タカシくんは三年ちょっと前にこの事業所に
異動してきた。
それまでは販売促進チームの資料などで
お名前だけは拝見していたが、現物を見るのは
初めまして。想像以上にオトコマエだった。
そんなタカシくんの裏の顔は表現者。
(どっちが表か裏かは私が決めることではないけれど。)
その脳内にはありとあらゆるコトバが
詰まっていて、普段の落ち着いた雰囲気からは
想像できないリリック。
そう、タカシくんはアツい漢なのだ。
タカシくんのつむぎ出すコトバは、
私にとって時には理解、時には難解。
たくさんの魔法や秘密のメッセージが
散りばめられていて、
その日の私のメンタルコンディションで
受け取り方は様変わりする。
そんなタカシくんといろんな話をすると
私も刺激になるし気付きもある。
もしかしたら、ずーっと昔、
表現者たちが集まって暮らしていた
木造のアパートの隣に住んでいて、
お互いの作品や夢について
あれやこれやと議論をかわしていたのかも
しれない。
モノゴトは、いろんな方面から見てみると
面白いこと。
大抵のことは、全然大した問題じゃないこと。
当たり前と思っていることは、実はそうでは
ないこと。
どんなに傷ついても、人生が嫌になっても、
やり直しができること。
仲間って、本当に大事だなっていうこと。
人が人と出逢うキセキ。
感謝と愛。
今の私がいるのは、家族だったり
友や仲間たちのおかげ。
そんな大切な人たちに自然と感謝と愛が
わいてくる。
人はいつか死んでしまうし、死ぬのは
そんなに怖いことではないけれど、
今はまだ、生きていたいなぁ。
みんな大好き。好きすぎるくらい好き。
人は変われる。今からだって遅くはない。
大切なものを大切にしたい。
待って、私はわたしのまんまでも
いいんだよね?自問自答。
そんなような事をタカシくんのコトバから
感じ取る時、尊敬と同時に軽い嫉妬を
覚えてしまう。
表現の場所やスタイルは違っても切磋琢磨。
お互いにやりたい事をやり続けて
いきたいよね。なんてことを思っている。
言わないけどね。
さて、タカシくんの次の作品は
どんな仕上がりなんだろう。
きっとまたステキなものに違いない。
私はそれをとても楽しみにしている。
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