エバートンvsボーンマス24-25　第3節　8/31

プレミアリーグ第3節　エバートン対ボーンマスが日本時間8/31/23:00から行われた。（グディソン・パーク）

この試合、私は友人と楽しみながら見た。そのため深くは見ていないため、この稿ではあまり戦術的な事は書かない。

また、私はエヴァトニアンであるためエバートン視点で書かせていただく。

試合内容

　前半から後半の70分くらいまでブライトン戦、スパーズ戦と比較して良い試合展開であった。プレッシングも比較的高い位置で見られた。特にエンディアイェ、イロエグブナムの二人のボール奪取、運びが目立ち決定機を多く創る事ができた。
　1点目がなかなか決まらない中、マイケル・キーンがさすがのシュート精度を見せ得点した。その後比較的すぐに2点目が入り、後は試合を決めにいくゲーム展開を創るだけであった。
　シュート数18（8）とチャンスは創れたがやはり決定力不足は否めないといった感じであった。　

良かった点　選手

①　前述した通りエンディアイェ、イロエグブナムの二人が非常に良かった。特にエンディアイェは次元が違うレベルでのテクニック、献身性を見せた。正直、このままだと彼は引き抜かれるだろうなと感じる。それ程の選手だと思う。

②　マクニールがフリーマンのような形で顔を出し、ポゼッションをスムーズに行えた。

③　カルバートルーウィンが点を取った。正直なところFWとしてのセンス（ポジショニングや一瞬の抜け出しなど）はまだ本来の力ではないと感じるが、1点目の落としや2点目にループを選択できた事はかなり大きいと思う。

悪かった点　選手

①　やはり、ミコレンコの状態が悪いと感じた。一対一の守備、マークやカバーが心もとない。

内容面、マッチレビュー

①　クロス対応が甘いと感じる。本来クロスを入れられないようにブロックをしなければならないが、守備対応がクロスが入った後を想定しているように感じた。

②　選手交代が遅いし、そもそもしない。
　私はずっと思っているのだが、ダイシの守備だとサイドの選手は後半必ず疲労する。選手交代とは何か試合展開を変えるためor変わる事を防ぐためにするものであると考える。
　
　そもそもエバートンペースではあったが、サッカーというものは必ず両チームに躍動の時間が出来るものだ。そうなると必然としてボーンマスの時間が70分くらいから出来ることは分かるはずだ。特に昨季のエバートンを観ていた人にはわかると思うが、追いつかれる展開は十分に考えられる。ならば後半60〜70でサイドの選手を変えるべきだと考える。

　また、ドゥクレを後半から出す事は評価できる。しかしその役割が、悪かった。たぶん試合プランが悪かったと思う。説明するとエンディアイェを下げたため、ポゼッション参加をする選手、または配置を変えなければならなかったが、投入83分時、2-0という状況でドゥクレならば守備を基本としたカウンターで臨むべきだった。しかし、サポーターの押しもあっただろうが、3点目を狙いに不自然な4-5-1を行った。私なら同時にベトも出し、しっかりと4-4-2の守備をさせる。

まとめ

　3試合で10失点である。昨季の守備力を考えるとあり得ない、頭を悩ます。ブランスウェイトの不在が響いていることは間違いないだろう。
　さて、3試合は
　　　強豪　ビッグ6 　同程度の相手
というある意味分かりやすい構図でダイシのゲームプランを見ることができた。現状のエバートンでは明確に格下と呼べるチームがいないため今季はこの3種類相手に、どう勝ち点を積み上げていくかが鍵になる。これまでのところ□□＞エバートンだと引いて守るを徹底。（私は反対）□□≧エバートンだと比較的攻撃的なサッカーをする事分かった。

考え

　私はスタートに引いて守るの形はシティ、アーセナルのみで取る対応策であると思う。今シーズン色々なチームを見てきだが、もう今のサッカーは前から4-4-2の形で守備をするチームがほとんどだ。そしてエバートンはプレッシングする戦略が合っているチームである。変にポゼッションをするとカウンターでやられる危険性が高い。ならばショートカウンターとセットプレーを強みにして勝ち点を積んでいくべきである。

　また、選手交代は早い時間に多めに入れるべきだろう。これは人によって意見が分かれるポイントだとは思うが、ダイシのサッカーかつ現代サッカーでフルに守備できる選手が異常であり、後半はプレー精度がどうしても落ちてしまう。（ピックフォードだけは尻上がりな選手であるため除く。）

最後に

何度も書いているが、ここでダイシを解任することは避ける必要がある。理由は残留という点に置いてだ。

スタメンにエンディアイェは必須だろう。またリンデストロム、ベトもスタートから見てみたい。

ある意味、大味の試合だったが、3失点はいただけない。攻撃時4-5-1は練度を上げていけると後半戦には勝ち点を取れるのではないかと思う。

言ってもまだ3試合、とりあえず10試合見ないと何とも言えないため辛いと思うが、見守っていこう。

次節アストン・ビラである。オナナ、ディニュ、バークリーなどがいて、非常に楽しみなゲームである。
　

ボーンマスについて今回、言及しなかったのはシンプルにボーンマスを追えていないため軽はずみな意見を書くことを避けるためです。

読んでいただきありがとうございます。