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No.26私の好きな漫画Uと🐱【7】

みなさんお疲れ様です。【クニオン】🤓です。
★サブタイトル【鬼】3
今回も物語は礼子のお父さんのお話のつづきです。
●人物紹介
羽生道雄
羽生礼子の父
画家
妻と弟子に裏切られ、あらゆる人を恨みながら死んだため鬼になってしまった。

間崎の話

◆あさこ
「次の体育祭でフォークダンスの練習するからこれからあたしとあんたで先生のとこ行くんでしょうが」
「どうしたのさ蒼月…」
あさこは元気のないうしおに声をかける。

◆うしお
「三年の番格の間崎さんて知ってるだろ…」
「この前羽生のこと聞いたんだ」
うしおは間崎にきいたことをあさこに話だす。

"礼子は幼稚園のころから知ってる昔はよく遊んだよ
あのころはあいつの両親がいて幸せそうだったよ。
だけどあいつが小学校二年のとき、あいつのオフクロが教え子とやらとにげたんだ!絵描きのおやじはずっとショックが抜けなかったらしい。そりゃそうだろ…かわいがってた弟子と…長年いっしょに暮らしてきた奥さんに裏切られたんだから、おれはまだガキだったから大人のそんなはなし聞いてもぴんとこなかったけどよ、あいつが笑わなくなったのはそのころからだ。

◆礼子の父 いやだ礼子は誰にも渡さん…

◆親戚たち そんなこと言ったって、あなたいま、収入がないっていうじゃないか?奥さんに逃げられ
絵も描かなくなるってのはねぇ…礼子ちゃんの給食費も払えないっていうじないか、だから私たち親戚が礼子ちゃんを引き取るよ、さあ礼子ちゃんいっしょに行こう。

◆礼子の父 帰れ〜とビュッと絵の道具を親戚に投げつける、礼子、礼子だけなんだ私には!! 
そんなとき普段は優しかったおやじさんの顔が鬼の表情になった。おれはビビッて柱の影で震えてたけどよ…最後におれが行ったとき礼子は今までのことをポツリポツリ話したよ。

◆礼子 …あたしの大好きだった絵も売ったの…
そう言ったあいつの顔は今までも覚えている。あいつのオフクロの絵だ…そしておれは見たんだ…信じられねーかもしれないが…マジにありゃ自分の魂を絵に封じ込めようとしてる鬼の面だった!数日たってあいつのオヤジさんは死んだ…それからだ礼子のまわりがへんになるのは…あいつの家は売りにだされたが今も買い手がない。礼子に近づく人間がどうなったかは、おまえの方が知ってるかもしれないぜ。あいつが一人なのは…あいつのオヤジがまだこの世にいるからよ…あいつのオヤジは鬼になったんだ。"

うしおの話が終わると
◆あさこ
「礼子かわいそうね」「でうし…蒼月は…?」
「これからもモデルになってもらおうとするの?」
「他の人みたいに事故にあうかもよ」

◆うしお
「バーカそんなことくらいでおれのソーサクイヨクは消せんのだ」

◆あさこ…
うしお…なら…本当に…礼子をなんとかしてくるかも…

フォークダンス
フォークダンスの練習が始まるが礼子は一人外れている。
◆うしお
「なんで羽生さんやんないんだ」と
いっしょに踊っていた子に聞くと、こういうときいつも礼子は見学よという。
そして、周囲の声「死にたがりの羽生だぜ!さわったらなにが起きるか…」

◆うしお
「そんなバカなことがあるか」
と礼子に「おれ踊りわかんないんだ教えてくれよ」
と手を差し出す。

◆礼子
「同情なんていらないよ」「いやだってば行きなよ」

◆うしお
「さあやろう」と誘う…
うしおと踊りだすと。礼子はうれしそうにしていた
その顔を見た間崎はあいつのあんな顔をみるのは
初めて…
そこへヒュゴーと風の壁がうしおを襲う!
そして鬼になった礼子の父が現れる。

◆礼子
「おとうさん」「もうやめてこの人はわたしをおとうさんからひきはなそうとはしてないわ」
と鬼に話しかけるが…

◆鬼
「礼子はおとうさんのものだ、まもってやる、まもってやる」
と話を聞かない…

◆礼子
「わたしはおとうさんのそばにいる。だからひとを傷つけるのはやめて」
そばで聞いていたうしおカ〜ット頭にちがのぼる!

◆うしお…
こいつ、こいつがいるために羽生さんは…

うしお思いっきり鬼に殴りかかる。ドゴーン!と大きな音

◆間崎!
…蒼月が素手で鬼を殴っている!…彼には鬼がみえている

◆うしお
「おれだって怒ってんだぜ!!」
だが鬼はうしおを投げとばしてしまう!
それを見た大妖怪とらは

◆とら⚡️
「まったく槍も持たずに何やってんだ」

と姿を現す。とらは鬼をにらみつけ
「でもよたかが人鬼のくせにおれのえさにさわるんじゃねぇ!!」


つづく
おとうさんの魂は絵に込められて曲がった愛情になった!のかな?
フォークダンスの手をさしだす場面は
うしおの優しい一面が深く絵描かれてます。
読めば読むほどおもしろい。🤔

ここまでお付き合いいただい方に感謝
【クニオン
】🤓

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