キットレンズでオリオン座〜オリオン大星雲を撮ってみる
最近天体写真を撮る為に色々調べてまして、望遠レンズを使うならどれがいいかの候補も探してたんですが、キヤノンのカメラ本体とセット販売されるいわゆる「キットレンズ」の評判がかなり良いんですよね。。
そのレンズの名前は「EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM」です。
で、自分のカメラがそのキットレンズセットで購入したカメラでして、その望遠レンズを持っているんです。
そういえばこの望遠で星を撮ったことは月を撮ったときくらいで、星座なんかだと広角レンズで撮るので、月以外の小さな星を撮ったことはありません。あぁ、ラブジョイ彗星を撮ったなそういえば。。
という訳でさくっと撮ってきました。被写体はオリオン大星雲です。
ついでにキヤノンのもう一本の広角キットレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」で、これくらい撮れるよってサンプルも撮ってきました。
ちなみに今回はどのくらいの大きさで撮れるかを目的としてるので、ノイズとかそのままだったりします。。w
ではまず広角のEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMから。
カメラはCanon EOS kiss x7i(APS-C)です。
写真はリサイズされてますが切り抜いてはいません。
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM、18mm、F3.5、ISO1600、15秒。
都会だとここまで見えないかもしれませんが、写るとしたらこれくらいの大きさになります。
オリオン座の真ん中の3つの星とその下の2つの星に囲まれて輝いているのがオリオン大星雲です。
次に広角レンズでの最大ズーム55mm。
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM、55mm、F5.6、ISO3200、8秒。
ISOを高くしてシャッタースピードを短くする事で、星が点で写るように設定を変えました。
オリオン座の一番上の星が入らない程度に拡大されてます。
レンズを望遠に取り替えて三枚目。一番引きの画角は広角レンズのズームと同じ55mmです。
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM、55mm、F4、ISO3200、8秒。
同じ55mmでも若干大きく写ってるな。。。謎です。しかしレンズがちょっと明るいのでその分星もはっきり見えてますね:)
さて250mmです。望遠だと拡大しすぎて目標の星がどこにあるのか分からなくなります。しかもオリオン大星雲はライブビューでも暗すぎて確認出来なかったのでファインダーに入れるまで手間がかかりました。。
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM、250mm、F5.6、ISO12800、2秒。
ISOを最大まで上げてシャッタースピードを2秒にして、星が点になるように設定しなおしました。ここまでくるとISOのノイズが凄いですね。2秒でこれなので。。
オリオン大星雲の形も星のように丸くなくぼわっと光ってるのが判るくらいになりましたね。
ここまでは縮小して写真全体が見えるようにしましたが、次の写真はオリオン大星雲だけ切り抜いています。ついでに修正して見やすくしました。
星が流れてるのがくっきり写ってますね。しかしながらオリオン大星雲の形もなんとなく判る感じですかね。
キットレンズの割に非常に頑張ってると思います。普段使うには充分すぎる能力です。
250mm+赤道儀ならもっとくっきり写ってくれるでしょう。PCやweb上で見るならこの大きさでも充分かもしれませんねー:)
これ以上大きく撮るとなると、大きくて重い超望遠レンズか、天体望遠鏡、ケンコーのミラーレンズ、テレコンバーターという選択肢になります。
それぞれにメリットデメリットがあるんですが、ミラーレンズが一番手を出しやすい価格なんですよね。天体撮影以外でも面白そうだしw。ピントが厳しいってのもありますが他の選択肢の手間と同じくらいな気もします。
テレコンバーターはレンズに拡大レンズを付ける事でもっと望遠になるというアイテム。ただし暗くなっちゃうというマイナスもあります。まぁ赤道儀があればカバーできるのかな。。。?あとは画質がどうなるか。。。
超望遠レンズ&天体望遠鏡は。。。うーん高い重いでちょっと手を出しづらい。。。w。
高倍率コンデジという手もあるんですっけ。。。
道は遠い。。。w