論理学とは何か:鹿島亮「数理論理学」②ー不完全性定理、シークエント計算、直観主義論理ー
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第6章 不完全性定理
いよいよ不完全性定理です。
この説では証明の説明及びその意味について書いてあります。
不完全性定理の意味
第一不完全性定理
ざっくり詳細は省いて説明します。
自然演繹体系に自然数論の公理を追加した体系Basicにおいて、以下の2つは同時に成り立たない
Basicは無矛盾である
どんな論理式φについても、φと¬φのどちらかは証明できる
つまり、
Basicが無矛盾ならば、φと¬φがどちらも証明できない命題がある
第二不完全性定理
自然演繹上のペアノ算術の体系PAについて以下の条件は同時に成り立たない
PAは無矛盾である
自分自身(PA)の無矛盾性を証明できる
つまり、
PAが無矛盾ならば、PA上でその無矛盾性を証明できない。
第7章 命題論理
命題論理におけるトートロジーの扱い
選言標準形への書き換え
第8章 さまざまな証明体系
自然演繹と同じ証明能力を持つ以下2つを紹介する。
ヒルベルト流体系
シークエント計算
第9章 シークエント計算のカット除去定理
第10章 直観主義論理
直観主義論理の説明
直観主義論理は背中律 (A or ¬A)が成り立たない論理体系
それについての特徴を解説
第11章 クリプキ・モデルと中間論理
直観主義のセマンティクスとしてのクリプキ・モデルの説明
以上
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