見出し画像

#037 ~音楽を始めたきっかけ 時代に助けられた~


#035からの続きになるが 、インペグ屋さんとの出会いと、もう一つ時代に助けられたのが、

~バブル時代~


である。

Wikipediaで調べてみたら、1985年から1991年までと書かれていた。

ただ、私の記憶だと、誰もがバブルが終わるなんて思っていなく1994年位までは一般の人ならウキウキしていた感じがある。

土地や株の大暴落はそれらを持っていた人しか関係ないので、庶民はお洒落なレストランを居酒屋に変えた位なものだった。

そこで、安く飲める〜 と、関東人には馴染みのない モツ鍋ブームが来たのも、高級志向から低価格路線の入り口だったと思う。
中目黒はモツ鍋激戦区だった記憶がある。

とまあ 脱線はさておき、今ではありえないが、
この頃は就職は 企業よりも就職希望者の方が強気な時代で、

企業は就職を促す為のプロモーションが色々とあった。

青田買いで、他社の就職をしない確約を取りハワイ旅行に行かせたり、大金を積んだりとか、、、

すみません、また脱線してしまいました

というか、そのプロモーションの一環で、ビデオパッケージ、通称VPという物があった。

ビデオパッケージとは、我が社はいかに良い会社で、社員をどう育成し、年収はこう上がっていきますよ、とか、働いている社員のインタビューとかを、10分とかにまとめた販促VHSビデオの制作が唸るほどあった。

当時、その制作ディレクターである落合さんを紹介され、色んな会社のVP制作のバックミュージックを作ることになった。

時代も時代なので、ギャラもとても良かった。

健ちゃんから買った打ち込みの機材を自宅で地味に覚えて使えるようになっていた事が、ここで功を奏した。

落合さんを紹介してくれたのは、ヘアスタイリスト・メイクアップアーティストで、今では日本のトップレベルの、柳君だ。

前に登場した、健ちゃんのマネージャーの 白ちゃんは遊びの天才でもあり、暇があったら飲み会を催していた。

そこで、柳君と出会い、意気投合して渋谷のどでかいワンルームに一緒に住むことになった。

柳くんは片耳にピアスをしていて、私は

ピアスって2個1セットで売ってるんだよね?!

って聞くと、もう1つは使っていないというので、じゃあその残りを私がする〜
と、人生初ピアスで耳に穴を開けた。

そして、定例の白ちゃんの飲み会があったりして、柳君と一緒に参加すると、ヘアメイクに多いオカマ説により

私と柳君は出来ているのでは?!


という噂が立ったので、私はピアスを止めた。
もう今では穴も塞がっているが。

と、そんな中、インペグ屋さんから連絡が

長崎のスーパーチェーン店の ジョイフルサンがテーマソングを作りたいと。

楽曲というのは、大概 曲が先に出来てその後に歌詞を作るというのを 曲先(きょくせん)というのと、
詞が先に出来ていて、それに合わせて曲を書くのを 詞先(しせん)と言うのだけど、

スーパーのテーマソングは、もう詞が先に出来ていた詞先の状況だった。

それを何人かの作曲家にお願いして、先方が気に入ったものが使われるというコンペスタイルの仕事だった。

若くて鼻息の荒い私はもちろん応募した。

そして


通った〜!

その楽曲のdataを今持っていないのが残念なんだけど、なんと!そのスーパーは
今も健在で、更に新店舗も増えているのが、youtubeで見つかった。

サビの後半だけだけど、私の楽曲が使われているではないか!

30年振り位に聞いたこの曲のリンクを以下に張っておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=UwhyljNhlpU


そして、打ち込みの練習から仕事へと変遷した時期を迎えた。

つづく〜


よろしければサポートをお願い致します〜♫ サポート?!サポート(^o^)/