兵庫県内新聞調査・全国紙の結果
※2020年9月7日にCharlieInTheFogで公開した記事(元リンク)を転載したものです。
神戸新聞の地域版組み合わせについてすでに報告した兵庫県内新聞調査では、全国紙についても調査を行いました。
9月6日に川西市、猪名川町、太子町の各図書館で追加調査を行いまとめた結果が以下のとおりです。
追記(2020.9.12)
ツイッターのフォロワー、かなさきさん(@sagankanasaki)から、記事公開後に次のような指摘をいただきました。
一応、メモを見直しましたが地図への反映に誤りはありませんでした。三田市では三田駅のコンビニと、相野駅から少し離れたところにあるコンビニで調査をしています。かなさきさんのツイートに登場する広野駅は両駅の間にあります。
可能性としては、市中即売ルートと宅配ルートという異なる新聞流通路で版数が分かれたことが考えられます。
所感
近年、各紙の版立て再編が相次いでいましたが、早版・遅版の境界は意外にもそこまで違いはありませんでした。
目を引くのは毎日新聞の地域版。淡路島を独立版とせず「神戸・明石」版地域としているのは、産経新聞でもやっていないことです。
ただし産経新聞は異なる地域版でも記事がほぼ同じで、題字とお悔やみ、広告だけ掛け替えただけに過ぎないことも多いのに対し、毎日新聞は記事も使い分けていることが多いので一概に比較できるものではありません。
朝日新聞が「阪神」版と「阪神・三田」版を製作しているのが興味深いです。後者はかつて「三田」版としていた時代があるようですが、当時は猪名川町も対象地域に含んでいたかどうかは存じません。
丹波市と丹波篠山市について、毎日と産経は但馬地方と同じ地域に含めていますが、毎日が「丹波・但馬」版なのに対し、産経はズバリ「但馬」。丹波篠山市は2019年にわざわざ篠山市から改称した経緯もあり、「但馬」にくくられるのは現地の方々はどう思うんだろうと思いました。