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新アーリータイムズ・ホワイトラベルは、イエローラベルと何が違うの?《アーリー⑮》
■日本におけるアーリータイムズのイメージ
こちら、アーリータイムズ記事の1回目に記載した内容です。
◇日本で、アーリータイムズといえば?
【A】有名なアメリカのバーボン!
【B】昔からよく見かけるなぁ。
【C】比較的安くて、BARだけでなく、居酒屋とかでもよく見かけたよね。
【D】そういえば、最近、あんまり見なかったような?
【E】今回発売されたやつは、随分とイメージが変わったね!
■各問即答
今までの「アーリー①~⑭」の記事をお読みいただければ、「アーリータイムズになぜそんなイメージがあるのか」を即答できます!
【A】有名なアメリカのバーボン!
⇒ 1953年頃には、アメリカでも一番売れたバーボンだったから。
【B】昔からよく見かけるなぁ。
⇒ 日本では、1970年からサントリーが積極的に売っていたから。
【C】比較的安くて、BARだけでなく、居酒屋とかでもよく見かけたよね。
⇒ アーリータイムズ・イエローラベルは、ブラウンフォーマン社の日本向け低価格バーボンだったから。
⇒ 2008年の日本のハイボールブーム以降、角ハイやブラックニッカに次ぐ、ハイボールのバリエーションとして、サントリー(~2012年)やアサヒビール(2012年~)が、居酒屋にもオススメして来たから。
【D】そういえば、最近、あんまり見なかったような?
⇒ 大元のブランド権が2020年にブラウンフォーマン社から、サゼラック社に売却されたから。
⇒ そのブラウンフォーマン社から引き継いだアーリータイムズ・イエローラベルとブラウンラベルの在庫を売り切ってしまって、イエローラベルもブラウンラベルも、大元のサゼラック社が終売にしちゃったから。
(※これはあくまで、私チャーリーの推測です。)
【E】今回発売されたやつは、随分とイメージが変わったね!
⇒ 1923年~2020年までアーリータイムズをつくっていたブラウンフォーマン社の製造でなく、2020年からブランド権を取得したサゼラック社が製造した新商品だから。
■新しいアーリータイムズは何が違うの?
【旧】 アーリータイムズ・イエローラベル
⇒ バーボン
【新】 アーリータイムズ・ホワイトラベル
⇒ アメリカン・ブレンディッド・ウイスキー
(それも、世界で日本先行発売!)
おいっ!
前回の記事で、
「日本人はハイスペック(=バーボン表記)がお好きでしょ?」
とツラツラと書いたばかりではないか!
なぜ、アメリカのアーリータイムズ・イエローラベルはバーボンじゃないの? 【日本人はハイスペックがお好きでしょ?編】《アーリー⑭》|チャーリー / ウイスキー日記|note
でも少し待ってください!
このホワイトラベルの発売は、
今まで「ビール」で売ったいたものの、同じネーミングまま、
スペックを「発泡酒」に変えました!
といった単純なスペックダウンの話ではないと思うんですよね。
そんな小さな目的のためだけに、わざわざ大金を出して有名ブランドを買収したりしないでしょう。
これは、日本における「アーリータイムズ」という高いブランド認知度を活用した、サゼラック社の大いなる世界的チャレンジで、そのスタートが日本なのだと思うのです。
■サゼラック社とは?
ここまで、何度も出てきているサゼラック社。
正直、日本ではあまり聞き慣れない会社ですよね。
やっぱり、
・ジャックダニエルのブラウンフォーマン社
・ジムビームのビーム社(現・ビームサントリー社)
・フォアローゼズ(キリンビール社)
・ワイルドターキー(カンパリ社)
などが、日本では良く知られていると思います。
ただ、このサゼラック社、バーボン業界ではとっても有名な会社です。
ニュースから引用します。
サゼラック社は1850年に米国で創業。以来、旧来の家族経営を守り続ける希少な大手酒類飲料メーカー。米国内はもとより、イギリス、アイルランド、インド、カナダ、フランス、オーストラリアなど世界112カ国以上で事業を展開し成功を収めている。世界市場で急成長を遂げているアーリー・タイムズ、サザン・カンフォート、バッファロー・トレースなどのグローバルブランドを筆頭に、450を超えるプレミアムブランドを所有・販売している。
明治屋news|「アーリー・タイムズ」などサゼラック社の7ブランド発売 – 流通スーパーニュース (shoninsha.co.jp)
「家族経営」「450を超えるブランド」というあたりが、ハンパなく凄いですね!
■次回は
このサゼラック社が、アーリータイムズ・ブランドで、新たに「ホワイトラベル」を、日本を皮切りに、世界展開することを決めた理由を、勝手に推測します!
いよいよアーリータイムズの最終回です!!