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第1/第2/第3のソーダ割りの共通点 《ジン⑤》

■ジンブーム 2つの理由

引き続きジンの話です。

◆ジンブームの2つの理由
 ①「クラフトジン」からのブーム
 ②「翠ジンソーダ」からのブーム

「クラフトジン」からのブームについては、《ジン②》でご紹介しました。
クラフトのお酒ブームの中で、なぜジンは特に流行っているの?《ジン②》 | 記事編集 | note

◇翠ジンが売れている理由
 ① 味わい
 ②   ジンソーダという飲み方展開
 ③ 第3のソーダ割りとしての存在

「第3のソーダ割りとしての存在」は、前回ご紹介しました。
第3のソーダ割り『翠ジンソーダ』《ジン④》 | 記事編集 | note

◇ソーダ割りトレンドの変遷
《第1のソーダ割り》 ハイボール
《第2のソーダ割り》 レモンサワー
《第3のソーダ割り》 翠ジンソーダ

今回は、第1/第2/第3の「ソーダ割り」
『なぜ流行っているのか?』
『そこに共通点はあるのか?』

について、考えてみたいと思います!


■第1/第2/第3のソーダ割りの共通点

・ハイボール
・レモンサワー
・翠ジンソーダ

これらが売れている理由での共通点を考えてみたいと思います。

前回記事のレモンサワーのところで書きましたが、レモンサワーが売れている理由として、3つを挙げました。

レモンサワーがなぜブームに?注目され続ける理由とは - FoodClip| 食ビジネスの動向やトレンドを届ける専門メディア (cookpad.com)

◇レモンサワーが売れている理由
 ①    昭和レトロ
 ②    健康イメージ
 ③    アレンジ可能

このうち、②③は、ハイボール・レモンサワー・翠ジンソーダのどれにも共通します。

①の「昭和レトロ」は、ハイボール・レモンサワーには共通しますが、『翠ジンソーダ』は、
まったく新しいアイテム
・ジントニックではなく、ジンソーダというまったく新しい飲み方展開
なので、当てはまりません。

逆に、他の商品で①②③の全てが当てはまるものがあるとすれば、ホッピーでしょうか?


チャーリー的に「ハイボール」「レモンサワー」「翠ジンソーダ」の共通点を見出すとしたら、①を以下の通りに変更させていただきます。

◇チャーリー的 『第1/2/3のソーダ割り』が売れている理由の共通点
①    氷入り・ソーダ割りで爽快!
②    健康イメージ
③    アレンジ可能(アルコール度数の高低を調節できる)

①はムチャクチャ重要なポイントで、日本人は、とにかく冷たい飲み物が大好きです。
キンキンに冷えたビールなどは最たるものだと思います!

ただ、そのビールは、いくら冷たいジョッキやタンブラーで提供されたとしても、5分も室温に置けば、徐々にぬるくなり、爽快さがなくなってきます。

一方で、「氷入り・ソーダ割り」リカーは、氷が入っている分、ビールや冷酒、シャンパンなどと比べて、ぬるくなりづらいです。

また「氷入り・ソーダ割り」リカーは、アルコール度数がビール並みと低めで、日本人がビールを「食中酒」として楽しむ食習慣との相性がとても良いことも、ビールの代わりとして台頭してきている理由だと思います。

そして、氷が入っている分、例えば生ビールと比べたとしたら、1杯当たりに入っている液量が少ないため、「お腹に溜まりづらい」から、より食中酒として好まれる傾向もあると思います。


■第1/第2/第3のソーダ割りが売れている④の理由

先ほどの『売れている理由:①~③』は、大きな意味で『味』に関するものでした。

実は「味」以外に、『経済性』というまったく違う側面が、「ハイボール/レモンサワー/翠ジンソーダが売れている理由」には隠されてと思います。

◇チャーリー的 『第1/2/3のソーダ割り』が売れている理由の共通点

 ④    飲み手として、安いから嬉しい!

「ハイボール/レモンサワー/翠ジンソーダ」は、
・コンビニで買う『缶もの』 で比較しても
・居酒屋でオーダーする『杯もの』 で比較しても
『生ビールより安い』ことが、ほとんどです。

居酒屋では、これ↓くらいの値段設定が多いのではないでしょうか?

・生ビール                 
 = 550円

・ハイボール/レモンサワー/翠ジンソーダ 
 = 450円

        ⇩

  第1/第2/第3のソーダ割りは、
    生ビールより安い!

これだったら、「氷入り炭酸リカー」の方が健康的だし(糖質などがビールより少ない)、その上に安いし、それを選びますよね?

それと同じカテゴリーに、翠ジンソーダは、うまく入ることができたのだと思います!!


■第1/第2/第3のソーダ割りが売れている⑤の理由

◇チャーリー的 『第1/2/3のソーダ割り』が売れている理由の共通点

 ⑤    飲食店側からも、オススメしやすい!

一方で、飲食店側では、ビール一辺倒のドリンクメニューでは、変わり映えがなく、面白みがありません。

そして、そもそも原価的には「氷入り炭酸リカー」の方が低コストであることがほとんどなので、飲食店側としても、お客様にオススメしたい理由が、明確にあるわけです。

(居酒屋の飲み放題コースで、ビールなしの「ハイボール・サワー飲み放題」が安値設定になっているのは、そういう理由からです。)


■第1/第2/第3のソーダ割りが売れている理由《総括》

◇お客様が飲みたいから
 ・味わい的に飲みたい
 ・価格的に飲みたい

◇飲食店側も売りたいから
 ・ラインナップの拡充(顧客満足度UP)としてオススメしたい
 ・原価的にオススメしたい(低コストだから)

『お客様=一般消費者』が飲みたい
  ↓    ↑ 
『飲食店側』が売りたい

この正の循環こそが「ハイボール」「レモンサワー」「翠ジンソーダ」が売れている理由なのだと思います!


■ジンブームの背景の説明が終わりましたが

◆ジンブームの2つの理由
  「クラフトジン」からのブーム
  「翠ジンソーダ」からのブーム

日本のジンブームの背景ついて、勝手に考察してみました。

ただ、そもそもジンというのは、どういうお酒なのでしょうか?

これについて、次回以降、お話ししたいと思います!

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