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16分の27拍子

 ジャズピアニストの上原ひろみさんの曲に16分の27拍子という曲があるそうである。ど素人には想像つかないが、目のくらむような難しい変拍子らしい。

 彼女のピアノはテレビで演奏していたのを何回か見ただけだが、滅茶苦茶エネルギッシュだった記憶がある。彼女のエピソードで遊び半分で右手と左手で違う曲が弾けるというのを聞き、それだけでも凄いと思ったのだが、即興で演奏する場合も、ふざけてやっているようでどんどん高い領域に入っていっているとのことである。

「聞き手から難しいという感想が最初かに来たらミュージシャンとしては負け。難しいことをやっていることを悟られないようにします。」
と言っているから凄い。
遊びでどんどん外れていっている様でも終わってみれば、ちゃんと音楽として成立する様に演奏されているのだろう。

 一流の音楽家は皆そのぐらいの演奏をするので驚くに値しないのかもしれない。一度、本物を味わってみたい。

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