百物語
怪談の季節になると、必ず思い出す話題として百物語がある。
知っている人も多いと思うが、新月の夜に数人以上一つの部屋に集まり、別室に100本のロウソクの灯を立てておく。集まったメンバーは順番に自分が知る怪異談を語っていき、一話終える毎に灯火のある部屋へ行き、ロウソクを一本吹き消す。これを続け100話終えて火を吹き消すと何か起こると言われており、実行の際は99話で終え、そのまま朝まで待つのが作法らしい。
この風習を元にいくつかの映画や漫画が作られているが、最近はあまり聞かない。怪談そのものが怖がられなくなってしまったのかな。怪談よりも世間で人間が起こす事件の方が怖いからね。
以前女優の白石加代子さんが、この百物語を一話ずつやられていて興味があったのだが、だいぶ前に99話まで終えられた様ですが、見たかったな。
と思ったら、百話目ではなく今でも時折アンコール公演があるとのこと。見てみたい。