ハンドケア方法
手は顔以上に年齢が出るパーツといわれており、意外と見られる手元。
いつもの動作にひと手間加えるだけで、簡単に続けられる日々の指先・爪先ケアのやり方を、紹介していきます。
ハンドケアの基本
・ハンドソープ類の使用は最小限に
手を洗う際にハンドソープなどを使うと、手の油分も一緒に洗い流してしまいます。ハンドソープ類の使用は最小限にしましょう。
・手袋着用
水仕事をする機会の多い人はゴム手袋やビニール手袋などを着用し、水や洗剤が直接手に触れることを防ぐようにしましょう。
手袋を使用することでお湯を使う場合でも皮脂が奪われることはありません。
ただし、お肌が弱い方やアレルギーがある方はゴム手袋を使用することで更に手が荒れることもありますので、ゴム手袋の下に綿の手袋などを付けていただき、直接ゴム手袋がお肌に触れないようにすることをおすすめします。
・ハンドクリーム
ハンドケアの基本といえばハンドクリームですが、油分が多いため、単体で使用するとうるおいが不足しがちです。
フェイスケア同様、ハンドケアも水分を補給してから油分でフタをすると、しっかり保湿することができます。
まずはフェイスケアなどで使っている化粧水を手のひらに取り、両手全体にまんべんなくなじませましょう。
その後、ハンドクリームを手に塗っていきますが、冬場など気温が低いときはクリームの油分が固まり、伸びが悪くなることがあります。
クリームが均等に伸びないと保湿にムラが出てしまいますし、無理に伸ばそうとすると皮膚に負担をかけてしまいますので、手のひらにクリームを出したら、1分ほどハンドプレスして温めましょう。
ハンドクリームが適温になったら、両手のひら、手の甲、指の1本1本まで、丁寧にクリームを伸ばしていきます。
しわのある部分はクリームがなじみにくいので、手のひらをしっかり広げたり、指を折り曲げたりして、シワの間にも伸ばすよう意識しましょう。
強い力でこすると、かえって手肌を傷めてしまう原因になりますので、優しくなでるように伸ばしたり、ハンドプレスでなじませたりするのがポイントです。
・ナイトケア
寝る前にハンドクリームを少し多めに塗り、手袋を付けて眠るようにしましょう。寝る時にハンドクリームをつけると効果が持続しやすくなり、手袋を付けて眠るとより潤いを与え、寝具などにハンドクリームの付着を防ぐことができます。使用する手袋は天然素材の綿や絹のものをおすすめします。100円ショップなどでもナイトケア用手袋が売られており手軽に購入できます。一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
爪用オイルを併用
爪周りの保湿には、爪用のオイルが効果的です。
爪周りに少量つけて、伸ばすだけでOKです。
また、爪用オイルは、ハンドクリームをパワーアップさせることもできます。
お手持ちのハンドクリームも、乾燥の激しい季節には、ちょっと物足りないなぁ…と感じられることもあるのではないでしょうか。
そんなとき、ハンドクリームに爪用オイルを混ぜてみてください。
いつものハンドクリームでも、よりしっとり感を得られると思います。
ハンドマッサージをする
心臓から遠い位置にある手は、ほかのパーツに比べて血液の流れが悪くなりがちです。
手の血行が滞ると、冷えやむくみ、乾燥からくる手荒れなどに悩まされやすくなりますので、ハンドマッサージを習慣にして、血の巡りをよくしていきましょう。
ハンドマッサージは余計な摩擦が起こらないよう、ハンドクリームでケアした後に行うのがおすすめです。
以下ではハンドマッサージの基本的なやり方の手順をまとめました。
片方の手で、もう片方の手の甲を大きくさするようにマッサージする
指の付け根から指先まで、親指でくるくると円を描くようにしながらマッサージをする
指と指の間を親指でゆっくり指圧する
手の甲の骨と骨の間を、手首に向かって親指ですりあげる
手のひらの中央あたりにあるツボを、親指でゆっくり指圧する
人差し指から小指までの指をつかみ、手の甲側にそらすようにしながら伸ばす
これを左右両方の手に行います。
指先・爪先のケア、続けることで差がつきます!
どの年代でも、気になる手の乾燥。
指先・爪先を意識するだけで、ハンドクリームを最大限に活かすことができます。
ぜひ、今すぐ実践してみてくださいね。