思い出せ!仰天人間バトシーラーの事を!
思い出せ!仰天人間バトシーラーの事を!
かりすまぜっと、26歳です。クソじゃないアニメ Advent Calendar 2020に参加させていただきました。此方は8日目の記事です。
仰天人間バトシーラーというアニメ作品を覚えているでしょうか。
かりすまぜっとは覚えていません。
待て待て。それでは話が終わってしまう。
仰天人間バトシーラー。恐らく20年程前の朝方に放送されていて、そして。当時5、6歳だったかりすまぜっとは本作を大層愛していました。キャラクターのイラストを描きハサミで切り取って飾ったり、ごっこ遊びの道具にしていたのです。
それほど気持ちを傾けたものであれば思い出せるはず。被った埃を払えば、その愛おしさに再会出来るに違いありません。
dアニメストア。国立国会アニメ図書館と名高い配信サイト、然し。該当無し。AmazonもU-NEXTもお手上げという有り様でした。
それではDVDだ。
DVDは全巻出揃う事なく発売中止になっていました。既巻も流通されていない。
つまり、復習する事は殆ど不可能です。
思えば高校生の頃、周囲のオタクに「バトシーラー観てた人いる?」と尋ねると「何それ?」と、皆が首を傾げました。あれ。バトシーラーってもしや存在しないのか、又は。バトシーラーってクソアニメなのかも知れない。
違う。バトシーラーはクソアニメじゃない。最高に面白かったじゃないか。内容は全然覚えていないけれど。
思い出せ。バトシーラーがクソじゃない事を証明しろ(謎の理屈)。
記憶の中のあらすじは以下の通り。
主人公は2人います。ジャンヌダルクは誠実で凛々しい女剣士。
彼女は呪いで猿になってしまう、が。世界に幾つか(8個ぐらい?)ある石板の魔力で人間の姿に戻れる。然し、石板の1つや2つでは効果は一時的。完全に呪いを解くには全て集めなければならない。
冒険の旅に出たジャンヌは海賊船の居候になる。
海賊の船長で大食漢のファッツ、もう1人の主人公。間抜けで頼りない、が。彼もまた石板の力でスーパーヒーロー、キャプテンガッツに変身出来る。ジャンヌはファッツとガッツが同一人物と知らず、ファッツを貶しガッツに憧れる。
この世界の人々は(理由はよく分からんが)変身能力を持っていて魔法の石板を奪い合っています。
大体こんな感じと思われます。
ガイコツ博士みたいな宿敵が居て、側近にコギャルを連れていた様な。
それでは、Wikipediaで答え合わせして見ましょう。
“『仰天人間バトシーラー』(ぎょうてんにんげんバトシーラー)は、明治製菓(現・明治)から発売されたシール付きチョコレート”
え!そうなんだ!!(全然覚えてないじゃないですか)
“ジャンヌザルクだったが、世界征服を企みピースストーンを狙うドクトル・ガイ一味によってサルの姿・ジャンヌザルにされてしまう。”
ほぼ正解、然し。流石にジャンヌダルクまんまじゃなかった。
ドクトル・ガイってガイコツ博士の事じゃないかな。ピースストーンは魔法の石板と見て間違いないでしょう。
“やがて、闇の権化・デビルバーチャンによって恐るべき怪物・「破滅の魔王」が復活。ガッツたちは八属性の力を司る戦士・「バトシーラー」たちと共にピースストーンの力で伝説の竜・「ドラーゴン/守護竜」を操り、より熾烈さを増した戦いに身を投じるのだった。”
デビルバーチャン?ドラーゴン?
ワードセンスがボンボンっぽくない?先ほどから思っていましたが
正解でした。ボンボンコミックスだ。
キャプテンガッツは確かにこんな感じですが、一緒にいる少年は誰だ?
コミックス版に関して有識者から情報提供がありました。
アニメ版はギャグテイストですが、コミックス版は結構シリアスだったらしい。低年齢を対象とした作品のメディアミックスあるあるですな。
放送は2001年。ニアピンですね。
早生まれだから当時6歳。その時以来、一切触れていない割には記憶に残っていましたね。バトシーラーはクソアニメじゃないと証明出来たでしょう(謎理屈ごり押し)。
Wikipedia記事を読むと、低年齢向けながら王道ファンタジーを丁寧に作っている印象を受けます。いま一度観たい。皆さんもそう思うでしょう。
然し、触れる手段がない。
いっそ記憶だけで二次創作して蘇らせるか、バトシーラーを。
そう思った、ある日の午後でした。
オチ?バトシーラーはクソじゃないが此の記事がクソ、という立派なオチがハナから付いているのですよ。