2021ばかりか１decade を振り返る？！

一年を振り返ろうとすると人生丸々振り返ることになってしまう。というのも怒涛の人生、変化の無い年が無かったように思うので(笑)

とりあえず直近10年くらいを振り返ってみます…

職場は４回ほど変わりました。といっても同じ業種、介護職で。よくある待遇や職場の人間関係を理由に他へ移る、という類の転職です。

いちばん大きな変化は、深酒を辞めた事でしょうかね。

2000年代に色んな苦難に巻き込まれて増えてしまったお酒を、2013年にキッパリ辞めました。お世話になった方が癌で急逝したことと、呑んでも自分や廻りの誰もHAPPYにならないと判ったことが引き鉄でした。

転職を繰り返したキッカケも実は、この禁酒・断酒に起因しているように思います。というのも、浴びるほど飲んでいたお酒を辞めたことで、かなり自信過剰になっていたんですね…

「自分はもっといい条件で雇ってもらえる人材」だと、勝手に思い込むようになりました（世間的には呑まないのが当たり前なのにね）。

では好待遇の職場に移って何がしたかったかと言うと、趣味の自転車をもっとエンジョイしたかった。

私の場合はレースでなくツーリング派。休みの度に自分で計画してツーリングに行ったり、ブルべという長距離の大会に出場したりするのが楽しみでした。

転職して新しい職場に求めたのは給料より休暇の自由と趣味への理解。休みの希望を聞いてもらえる所に移って、そこで更に媚びを売って(笑)　シフト制勤務ではなかなか叶わない連続休暇を勝ち得ようと考え、ある程度叶いました。

それ以前は、自宅のある千葉県か首都圏からスタートするブルベやツーリングしか出来ませんでしたね。それがお酒を辞めて強気になってからは(？)、夜勤明けで遠隔地に遠征し連続休暇をめいいっぱい走る行動力も身に付きました。

実際この10年で、北海道から東北全県、甲信越、北陸、中部、近畿、四国と九州の一部の県を踏破しています。それだけの休暇希望が通ったのは自分の働きが認められてできた事なのか、単なる強気を押し通しただけなのか、今となってはよくわからない部分もありますけど(^^;;

こうして自転車のために仕事を頑張る年月を過ごしてきた訳ですが、さすがに休暇の我儘と小手先の勤務調整（遠征移動のために休みの前後を夜勤にしてもらう）だけでは他業種の自転車乗りの方々と同じ行動の自由を得るのは難しい、と遅まきながら勘付き始めました。

…そういえば、日々の頑張りもどこか空回りすることが多くなって来たような気がする。

加えて――去年からのコロナ感染拡大や緊急事態宣言発令により、世の中ではリモートワークが出現したり行動制限が課せられたり、いろいろな変化がありましたね。

そうした中で私は、今の働き方って本当に正しいの？　今の仕事がすべてじゃないのでは？という思いが芽生えてしまいました。

20年以上やってきた仕事なのに、一度今の働き方に疑問を持ってしまったら、なかなか真摯に仕事に打ち込むことが出来ない。そんな思いを抱えていることを相談できる相手もいない…

介護士は日々利用者様と信頼関係を築かなければいけない仕事なので、こんな気持ちでは務まらない（実際、精神的に参りミスも増えていました）。そして離職することを決意。現在は充電期間とさせて頂いています。

でも…思えば、これまで自分はちゃんと仕事と正面から向き合って来たのだろうか？

よりよい環境を求めて動く前に、いまの職場をより良い方向へ導こうと、したことがあっただろうか？
たとえば周囲と歯車が嚙み合わなくなった時、「人間関係が悪い」といって簡単に職場を去る。私だけじゃないと思いますが、そういう時、もうちょっと自分から歩み寄る事って出来なかったのかな？

今になって自問自答してしまいます。

どちらかというと経済の変化から取り残されがちな業界に長く身を置いていたことも、自分の市場価値を正当に評価できなかった原因だと思います。介護福祉士資格は持っていたので、とりあえず面接に漕ぎ付ければ８、９割方就職はできるというのが実体験上ありましたので、まったく井の中の蛙もいい所ですよ(^^;;

そんなこんなでこの10年、自分の働き方・仕事への向き合い方に疑問を持つことなく来てしまったのですね。何のスキルの積み重ねもなく。いまさら「職務経歴書に書けることがない！！」と後悔しても後の祭り。

あと、つくづく思いました。

お酒辞めたら人生バラ色？！自分はオールマイティ？！　

…そんなに人生甘くない(笑)　寧ろここからが本当のスタート。

今、そんな過去と向き合い、もう一度自分さがしをしています。この頃すこーしだけ、世の中の事と自分の事がわかってきた気がします。

（もし自分探しの結果がまた介護だとしたら、そのときは頑張れるのではないかと思っています）

今度就く仕事では、自分ができること&自分がやるべきことをやって、誰かの役に立ち世のため人のためになりたいですね。