…スピリチュアル?!見ず知らずの人から自分の本質を突かれた話
※この記事は9月29日はてなブログ投稿を編集したものです。
この日はサイクリングで千葉県香取郡の多古町へ♪♪
道の駅多古あじさい館で清掃の方と話していた時のこと。
「自転車?いいね~どこから来たの?」「へえ~そんな遠くから? そのウェアすごく良いわぁ。似合ってるわよ!」
いつものように、そんなライトな会話から始まりました。
…そのあと、思いもよらない言葉を聴いたのです。
「あなた夢を持って生きてるのね。目を見れば分かるわよ。それに、とっても優しい目をしてる。」と。
びっくりしました。見ず知らずの方から言われたのもですが、
私そんな風に映ってるんだ…
…だって失業者ですよ?! 夢にも希望にも見放された人生のズンドコもといドン底。どちらかと言えば自己肯定感ダダ下がりなのに、いったい何をもってそう見えたんだろう?
気になって仕方がありません。ずーーっと、多古町を流しながら考えました。…そして、ひとつ思い当たったことが。
仕事探し、自分探しをしているうちに、これまで自分が拘るあまり自分を縛っていた色んな
「MUST」「〇〇でなければならない」
が、そういえば薄らいで来ているような気がします。
例えば、働いて生計を立てて行くには「女性」という属性は捨てるべし!と永年思い込んできました。
…けど今は正直どうでもいい。世の中渡り歩くのにわざわざ男勝りに振舞う意味なんてあるのかなぁと。
自転車の乗り方にしても、以前なら1日休みがあったら最低でも160km~200km或いはそれ以上走らないと私的には失格!って思ってました (^^;;
…それが近頃では寄り道はする、景色に見とれる、写真は撮る、道行く人とおしゃべりはする。で、ちっとも前に進まない(笑)
でも、今はそれでいい。
気付いてみれば、これって自分でも驚くような変化です。
…自分に合った仕事を模索している内に、町を歩いていて目に入ったひとも仕事も、すべてに意識を向け観察するようになりました。
保険営業7年、介護士23年の経験しかして来なかった私にとってはどれも新鮮、そこに優劣とか序列という概念の入り込む余地はなく。
そうした世の中の生業、恥ずかしながらこれまで風景の一部みたいにしか見えていなかった物が、ぜんぶ生きたものとして自分の中に落とし込まれたようです。
そんな事もあって、頑ななまでの「MUST縛り」からようやく解放されて、自然体の自分に近づいてきたのかも知れません。
…道の駅の方はそんな今の私に、何か良い空気の様なものを感じて下さったのかも知れませんね。
お掃除の手を止める事なくその方は話します。
「お寺も見るのね?…お寺は良いわよ。行けばそれだけで護られるからね。」そして別れ際には、
「じゃあ、ゆっくり行くのよ。無理しないで、休み休みね。」と続けられました。
ゆっくり…って言うのが、就職活動の事も言われているような気がして。でも就活中なんてひとことも言ってないし…?
…あまりにタイムリーな出来事過ぎて、「いったい何処の神様が降りてきて下さったんだろう??」とスピリチュアル体験をしたかの如く、夢心地のまま次の目的地へ。
多古町のいつもの行きつけ「もっこり農園」へ向かいます。(千葉県香取郡多古町飯笹797)
近頃はテレビにも登場してだいぶ人気が出てきましたね♪ ここでは新鮮なお野菜がとってもリーズナブル。例えばサツマイモ🍠2kg300円、葉物が一把100円、かぶ100円など(*^▽^*) これまで買ったどのお野菜も、何というか包み込まれるようなとっても優しい美味しいお味なんです。
園長さんはちょうどコロナワクチン接種したばかりだそう。でも熱に浮かされていたのは私の方かもww
その証拠に、いつもより欲張ってサツマイモ🍠、カブ、落花生🥜×2袋をバックパックに…帰り道60kmあるっていうのに~~💨💨
…あ、今日って移動パン屋さんも来る日だったっけ😅
月曜日の13:30にもっこり農園に販売に来る「ゆめ工場」さん。
生地が何とも言えず美味しいから、また買っちゃいました。これも野菜にプラスして60kmお持ち帰り~~🤣🤣
…というわけで、園長の副反応は私が身代わり地蔵になりましたとさ(^o^)
帰路 成田空港にて。今日の旅はおしまい。。
P.S.
私にとって元々自転車は、独りで可能な限り遠くへ行くための手段でした。(2004年にブルべを始めたのも「少ない休暇とお金で遠くまで旅できるから」という理由でした)
今では自転車はすっかりコミュニケーションツールとなり、数々の出逢いをもたらしてくれています(*^^*)