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年の差婚に見る「結婚に求めるもの」
学童の通学時間に街角に立つパトロール隊員の母。
ある男の子が他の隊員にコソッと「ボク大人になったら○○さん(母の名前)と結婚するんだ!」と言ったそうで(笑) 母に直接じゃない所が、また奥ゆかしくて、微笑ましいです。
ちなみに母は80歳。今回の話から、歳の差婚のギネス記録は何歳か?を思い付きで調べてみました。
…結論。ギネスに歳の差婚の記録はないらしい。
それもそのはず。忘れていましたが、考えたら結婚の定義やシステムは、国によってまちまちでした。何を以て結婚とするかの基準がなければ、記録の認定のしようがないですね。
年の差婚の実際
年の差婚と聞いてすぐ思い浮かぶのは、このようなカップルではないでしょうか。
加藤茶さん&加藤綾菜さん 45歳差
ラサール石井さん&一般人女性 32歳差
中村正人(ドリカム)&マーキー(ハイカラ) 29歳差
などなど。逆に女性が年上パターンも結構いらっしゃいます。
吉田美和さん(ドリカム)&JUONさん 20歳差
菊地凛子さん&染谷将太さん 12歳差
小雪さん&松山ケンイチさん 8歳差
既に離婚してしまったカップルを含めると、さらに大勢いらした記憶があります。
日本の年の差婚
日本では結婚年齢の下限は民法731条で定められていますが、上限は定められていません。また年の差についても規定はないため、双方が結婚年齢に達していれば、幾つ離れていても結婚できることになります。
しかし一般人の年の差婚事例を探したものの、知恵袋に限って数件見られる以外には見つかりませんでした。(この「見つかりませんでした」というフレーズ使うのは芸能記事以来 笑)
実際の統計だけで見た場合、年の差3歳以内の同年代同士での結婚が、圧倒的に多いようです。著名人の年の差婚が目立つために、もっと多く感じられるのでしょうね。
世界の歳の差婚
世界では様々な年の差婚の事例があるようです。
イタリア人TikTokker19歳のジュゼッペさんは2022年5月、自身のTik Tokで76歳女性への婚約動画を発表し、話題になりました。
また2014年までさかのぼると、南米ソマリアでなんと95歳の年の差婚があったそう。何でも112歳の男性が17歳の女性に恋をし、プロポーズ・結婚したというから驚きです。このとき男性には5人の妻と13人の子どもがいらしたとか。
世界には一夫多妻や事実婚など様々な結婚の形式がありますから、これではギネス記録は認定のしようがないかもしれません。きっと法律上の結婚の扱いも、国によって違うのでしょう。
歳の差婚のメリット・デメリット
何でもメリット・デメリットを建てるのは、Webライターあるあるですが(笑) 年の差婚のメリットとデメリットをわかりやすく挙げていきます。
メリット
年長の側が懐が深く包容力がある
一般的にケンカが少ない
片方が若いと老後のリスクヘッジになる
年の差婚の場合、年長者側を人として尊敬できるため、長続きするといわれます。ケンカが少ないのも、同様の理由でしょう。
また年の差があると、歳を取ったとき老々介護にならないため、経済的・体力的に負担が少なくなるといわれます。片方が働ける可能性が高いというのも安心材料かもしれません。
デメリット
親類や周りの目が気になる
「お金目当て」と言われてしまう
子供が大きくなる前に歳を取る
相手に早く先立たれる
年の差婚はよく親子と勘違いされ笑い話になることも。女優でタレントの磯野貴理子さんはかつて救急搬送された際、付き添った若い元夫・高橋東吾さんが息子と間違われたというエピソードもありました。
周囲の目を気に病む人には、年の差婚は正直きついかもしれません。
また、年の差婚は純愛であってもお金目当てと思われがちです。先のイタリア人ジュゼッペさんも「資産目当て」など、相当な言われ様でしたね。
また年齢差も好都合な反面、片方が早く歳を取るともいえます。そのため老後についてあらかじめ話し合っておく必要はあるでしょう。
結婚に求めるものは?
おそらく年の差婚では、結婚に求めるものが同世代婚とは違うかもしれません。ただ、同世代婚が60%以上を占める中、年の差婚自体が多様性の現れのため一括りにはできないでしょう。
そもそも人は結婚に何を求めているのでしょうか?
時代と共に結婚に求めるものが変わってきたことを示唆する記事が、先日東洋経済オンラインに掲載されました。
記事によれば、かつては女性が結婚で男性に求めたのが経済力で、男性が女性に求めていたのが容姿でしたが、逆転したというのです。見ようによっては、男女あまり関係なくなったとも取れそうです。
このように国や文化の違いだけではなく、時代によっても結婚の価値観は変わります。そう考えると、世代の違う人同士の結婚は、かなり受容性の高い関係といえそうですね。
冒頭の小学生の男の子と母との年齢差が67歳ほど。身内を立てるつもりはありませんが、おそらく母が、見返りを求めず子供たちや周囲の人を想う心が、世代を超えて響いたのではと考えられます。
Official 髭男dismが大好きというギャップ持ちの母ですが、そういう飾らなさもあってか、思えば普段から近所の人たちからも慕われることが多い。
対してわが身をふり返ると、短時間勤務&Webライターで家にいることが多いのに「執筆が忙しい」などと言って、ご近所さんとも没交渉すぎる。少しは母を見習わないといけないかもしれません。
報酬をもらう仕事でなくても、自分にできることで、地域や社会に貢献というか還元しないと。奉仕とか博愛というと少々大袈裟ですが、これこそ時代や世代に淘汰されない精神といえないでしょうか。
結婚ではありませんが、我が家には大学生の甥っ子が、毎晩のように来てご飯を食べていきます。彼は小さな頃からおばあちゃん子。今でも変わらず来てくれて、ありがたいと思うと同時に、身近過ぎて忘れていた母の人徳を顧みさせられます。
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