一週間付き合ってみる。

なにやら色っぽい話のようなタイトルだが、完全におじさんの常態化した日々の尾籠な話でしかないので、タイトルによからぬ期待をして読み始めた方はここでご退散ください。

(自分で釣ったくせに)

51歳になっても実は体力の衰えを自覚していない。

「そもそも」という考え方があるせいで、年齢に順応できているのだろうと思う。

「そもそも」51歳になったのに10代の時のような無茶な運動や徹夜はできないという諦観があるので「こんなはずでは・・・」という気持ちを抱かずに済んでいるのだろう。

もちろん、本当に体力が衰えていないのかもしれないが、そうだとしたらこれはもう本当に産んでくれた親に感謝である。

同じ会社に嫌な感じの咳をもうかれこれ2ヶ月も続けている先輩がいて、稲川淳二のように「ああ、嫌だなぁ、怖いなぁ、大丈夫かなぁ」と毎日思っているのだが、本人はあまり気にしていなくて「この咳最近出るんですよねぇ」などと、2ヶ月経っても「最近」などとぼんやりしているのだ。

実は「咳」というのは万病が隠されているようだが、(もちろんそういう例もあるが)風邪の後などで一番長引く後症状ではある。(咳の振動によって、肺や関節の状態を正常に戻すと唱える整体術もあるくらいだ)なので、もう本病が経過した後という捉え方もできる。

咳はまぁ良しとしよう。

それ以外の体の不調だ。

この歳になるとやはり無臭無痛を誇った我がボディも覚えのない痛みなどに襲われることがある。

例えば腹痛が起きたとしよう。

無知な若い頃だったら「癌ではないか?」と恐怖に震えたりしたこともあったが、今はそんなことはない。

「とりあえず3日経って痛みが引かなかったらなんとかしよう」となる。

3日経ってまだ痛いようだったら「では後4日待ってみよう」とし、それでもまだ痛むようだったら「病院に行けばいい」という決まりにしている。

痛みは身体からの通知であり、その身体にも自然に治ろうという力が備わっている。

今まで一週間長引いた痛みはなかったし、一週間も経つうちに意識の中から痛みが外れてしまうものだ。

意識を痛みにフォーカスすることがよくないと思っている。

そもそも、今の嫁と出会ってからは嫁も子供も医者にはいかないということを旨にしているし、一週間以上長引いた時に本当に医者に行くのかどうか、実は怪しいのだが。


※最近は歯槽膿漏を自力で治したが、虫歯は仕方なく歯科に行くようにはしている。

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