「ロケットマン」鑑賞
2019年8月24日、京都イオンシネマ桂川にて鑑賞。
前々回の「メランコリック」に続いて「観るつもりもなかったし、予告篇も観ていないし、当然ストーリーやキャストなどの前情報は一切なし」という状態で劇場に足を運びました。
嫁と一緒に映画を見る楽しみのひとつはここにあるんですね。
嫁が「観たい」と思った映画に拒まずに付き合います。
もちろん僕たち夫婦は映画が大好きで、しかも劇場で観ることに「こそ」映画鑑賞の意味や本質があると思っているので、二人のうちどちらか一人でも「ピン」ときた映画は必ず二人で観に行くことにしているのではあるけれど。
二人で一緒に行くのは「夫婦50割引」という夫婦のどちらか一人でもが50歳を超えていれば良いという特待があるせいもあって、僕らはこの制度を最大限に活用している夫婦のひと組であると言っても良いと思います。
で「ロケットマン」ですね。
もちろん「エルトンジョンの自伝映画」であるくらいの情報は知っていて、ただ予告編や宣材写真で見ていた「エルトンジョン役」はジョセフ・ゴードン・レヴィットかな〜?と思っていたらタロン・エガートンでした。
ジョセフ・ゴードン・レヴィットは確かにエルトンジョンとは似ても似つきませんが、タロン・エガートンだってエルトンには似ていませんでしたよ。
そういう意味では「ボヘミアン・ラプソディ」のような「そっくりさん映画」ではないということだけは申しておきます。(知ってるか)
まずは、タロン・エガートンの頑張りがエグいです。
そして、生き生きと演じている。
「キングスマン」で最初に見たときに「誰だ?これ」と思って、最後には大好きになったタロン・エガートンでしたが、「キングスマン・2」よりもさらに大きくなって帰ってきたと言って良いでしょう。
そして、タロンは歌もうまかった。
劇中歌は「エルトンジョンの音源の口パク」ではなくタロン・エガートン本人が全て歌っていました。(これってネタバレになるんだろうか)
そして、エルトンの子供時代の子役や、憎い母親などの役者もとても実在感があって良かった。そして、登場人物ほぼ全員が歌わされるんですが、みんな歌が上手い。
エルトンジョン本人の楽曲はほぼリアルタイムで聴いてきた世代の僕ですが、実は好きな曲は数曲くらいしかなく、当然ファンでもありませんでしたが、エガートンのエルトンは好きになりました。
エンディングで現在のエルトンの様子が本人の画像とともに語られるのですが、外見が似ていたのは子供時代のエルトンと子役だけでした。似てるなんてもんじゃなくて、ほぼ完全一致でした。笑
音楽映画を観るという事は総じてライブ鑑賞に近いものがあります。
音楽は原音(すなわちほぼ爆音)で聞くのがいいに決まっていますので、この映画も劇場鑑賞をお勧めいたします。
いい映画でしたよ。
※映像的にはヒット前夜、エルトンとコンビのバーニーがビルの屋上で話し合うシーンのライティングが最高でした。あまり映画では採用されない光の時間帯のシーンで新鮮でした。
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