「グッドウィルハンティング・旅立ち」
今週のレンタルDVDは「観た気になってて観てない映画」週間でした。
この映画もねぇ、観た気になりますよね?え?ならない?
「ショーシャンク」くらい観た気になると思うんですがねぇ・・・。
またお恥ずかしい話から始めますが、タイトルから「猟師になる若者の物語」だとばかり思ってました。笑
結構始めの頃に、主人公の名前が出てきて「え?そっちなの?」って自分の勘違いに気づき始めます。
って、そういう映画じゃないから。笑
でも、まぁタイトルは良くないですね。邦題の「旅立ち」だけの方が良かったかも。
邦題を褒めるのは珍しいことですが。笑
それとも「良いウィルの旅立ち」とか。最悪ですね。笑
しかし、これもとってもとてもいい映画です。
脚本と主演をこなすマット・デイモンの才気走った美しい姿は、最近の少したるんだ姿からは想像つきませんでしたし、共同脚本のベン・アフレックの田舎のニイちゃん風な姿も素晴らしい。
残念な最期だったロビン・ウィリアムスの完全無欠「ではない」カウンセラーの演技も素晴らしい。
ロビン先生の旧友でありライバル(過去形)でもあったランボー教授(彼だけ役名)はどこかで観た顔だぞ?と思ったら、マイティ・ソーの教授だ!
教授っぽい顔なんだなぁ、っていうか、遅咲きの役者さんだと思ってたけど、若い頃から出ていたんですね。失礼しました。
物語は、心に屈折を抱える人々が一人の稀代の天才少年の出現により更生していくという単純なものなのですが、話の運び方がいいんです。
核となる天才少年こそ、心に最も深い闇(病み、恐れ)を抱えているところがいいですね。
行き詰まった時、壁にぶち当たった時に観ると元気になれる映画だと思います。
決して猟や猟師の映画ではありませんので、ご注意ください。