BATMAN V SUPERMAN

これも劇場に行く気が全く起こらなかった作品。(同様にレンタルでも触手伸びず)

映画業界は「VS(対)」が好きだな。

「サンダ対ガイラ」(これが最初じゃないけど)に始まり「ゴジラVSモスラ」「エイリアン VS プレデター」や果ては「カウボーイ VS エイリアン」「エイリアン VS ヴァネッサ・パラディ」まで。もう笑いを取りに行ってるとしか思えませんでしょ。

で、表題の「BATMAN V SUPERMAN」ときました。

うーむ。戦わせる必要があるのか?この二人。

なんでも「VS」させればいいと思うなよ。なめんなよ。

そんな先入観でした。

レンタルで新作落ちして、もう一週間100円です。見てあげてもいい頃合いではないかということで、借りて観ました。

この映画はレビューでもあまり評判が良くなかったことも観ず嫌いになるのに拍車をかけていたんですが、やはり他人のレビューはあてになりませんね。

そこそこ面白いんですよ。この映画。

いや、そこそこというのは失礼か。75点は行ってると思います。

75点は僕の中ではかなり高得点です。

この映画、本来であれば「祭り」になってもおかしくないはずの題材なんですが、前作「マン・オブ・スティール」(これはわざわざ劇場に足を運んで辛酸を舐めました)の不出来さと、MARVELシネマティックユニバースに対するDCユニバースの過去作の映画世界の「ヌケの無さ」と言う負の経験値が観客を熱狂させ切らなかったのだと思いました。

もうネタバレにはならないと思いますが、ワンダーウーマンの登場にはアガりますし、予告編でたびたび見せられたスーパーマンのヒールっぷりはいじけたバットマンの妄想内の描写だし、スーパーマンはやっぱり良い奴だし、何よりもワンダーウーマンの女優さんのあの完全無欠の美人っぷりはなんなんですか!?

クリストファー・リーブのスーパーマンのアメコミとの完全一致以来のアメコミから抜け出してきたような女優さんです。

もしかすると、DCユニバースはワンダーウーマン、いやあの女優さんに救われることになるかもしれません。

映画の中身にはほとんど触れていませんが、観て後悔するような(マン・オブ・スティールのような)作品ではありませんので、安心してご覧ください。

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