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うきよゑたらう
最近自宅ではネットもしないしテレビもないので、ノートにためているPodcastを聞きながら本を読んだりメモをとったりすることが多い。
Podcastの番組は無数にある中で面白いという噂を聞いたものや、好きな人が出演しているものなどをダウンロードしていて、なるべく無作為に聞くようにしていたが、それでも聞かず嫌いや、一時期あまりにも聞きすぎて飽きてしまったまま放置したものなどもどんどん自動更新で溜まっていて「老後の楽しみじゃ」などど嘯いていたが、このチャンスにとずんずん聞いている。
「RADIO SAKAMOTO」というJ-WAVEの番組のポッドキャスティング用の番組も登録していて、内容は素人のミュージシャンが投稿してきた曲を坂本「教授」がオーディションするというものなのだが、2011年くらいからダウンロードしたものをほとんど聞いていなかった。
自動再生で作業をしながらつらつらと聞いていたのだが、ふと耳にひっかかる音源があって、作家の名前をもう一度聞き直して今朝ググってみたら、CDを出している人だった。インディーズだとは思うけど。
「うきよゑたらう」という三味線で弾き語りをする人でした。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00C9ABKGC?ie=UTF8&qid=1365498592&ref_=sr_shvl_album_1&sr=301-1
教授の番組だから5割が電子音楽、5割がアナログ音楽という感じの割合なのだけれど、三味線はその中に於いてやはり耳が驚いて聞いてしまう。
しかも、聴き込むと歌詞が面白くて、現代社会を妄執的に独断で穏やかに切り捨てている。
横山裕一の作品の読後感にも似たすっきりとモヤモヤした感じ。
こういうメッセージは好き嫌いがはっきり分かれると思うが、使用楽器が三味線という日本人のDNAの深いところに根ざしたものなので、耳を塞ぎたくなるものにもなっていないのが計算づくなのかどうかは謎だけれど、いい感じなのです。
元気かなぁ、うきよゑたらう。