青年と私。 日本一周旅行#1
学生時代、私は自慢の愛車で日本一周をしました。
その中でも「行ってよかった」「みなさんにも行って欲しい」ところを紹介したいと思います。
そこは鹿児島県の南九州市にある「知覧特攻平和会館」です。
九州旅行に行った一番の目的はここに訪れることでした。
もちろん私は戦争を経験したことないし、身近に戦死した人もいません。
強いていうなら、戦時中祖父が某飛行機メーカーで飛行機を作っていたことだけ。。。
ただ、この日本に生まれ、男として生まれたからには、同じ世代の男の子たちがどういった気持ちで、どんなことを思い、ここを飛び立ったか。。。
少しでも知ることが出来ればなと。。。
あらかじめ言っておきますが、'特攻隊'について賛成でも反対でもありません。
歴史的、当時の考え方を考えれば致し方なかったのかなとも思いますし。
でも、やはり命を、パイロットの人生を懸けるのも間違っていたのではないかとも。
でも、ここで明言するのは避けておきましょう。
平和会館の話題に戻りますが、やっぱり1番心に響いているのが青年たちの手紙です。
両親に向けたもの、恋人に向けたもの、天皇陛下に向けて綴ったもの。
何も知らずお国のためにと書いたもの、絶対に行きたくない、死にたくたいとの想いが伝わるもの。
飛び立った青年の数の想いが、そこにはありました。
ただ、写真を見るとそこに映った青年たちは皆笑顔でした。
清々しいくらいの。
白黒写真なのに、そこに真っ青な大空が広がっているようでした。
平和会館を後にした私は開聞岳に向かいました。
知覧を飛びたった青年たちが向かったように。。。
知覧を、そして日本を後にした青年たちがどんな思いでこの雄々しい山を見ていたかはわかりません。
でも、青年たちが見た景色と同じような景色を私は見ることができました。
これだけでも、九州に来ることができてよかったなと。
知覧に来ることができてよかったなと。
そう思いました。
みなさんにも、機会があったらぜひ1度訪れてみてはいかがでしょうか。
数年も経った今でも忘れられない場所です。
きっとこの先も忘れないでしょう。
いや、忘れてはいけないのかもしれませんね。
ではでは。
拙く、短い文章で大変恐縮ですが、
最後まで読んでいただきありがとうございました。