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だからあなたのESは通らない①

※この記事は「1か月Note連続投稿チャレンジ」の19日目です。

皆さん、今の時期はサマーインターンの募集〆切が迫っていたりして、ESを書くことに必死になっているのではないでしょうか。

当初は、ESの書き方などテクニック的な部分はこの連載の最後の方に持ってこようと考えていました。

ですが、皆さんは「いま」ESに追われていて、効果的な書き方に悩んでいらっしゃると思います。

ですので、このタイミングでESのテクニックを書くことにしました。


このシリーズでは、あなたのESが通らない理由を解説していきます。

多くの学生が陥りがちなミスを見ていきます。

きっとあなたも同じミスをしているはずです。


でも、気を付けてください!!

一気に全部を改善しようとしないでください!!

一つ一つ覚えて、理解して、実際に書いてみて慣れることが必要です。


残念ながら、人間ってそんなに優秀じゃないんですよ。

一度に多くを学ぼうと思ったら、絶対に何かが疎かになります。

ですから、1日に1つの理由だけ解説していきます。


ESは何度も書き直してなんぼです。

毎日毎日書き直して、一歩ずつよりよいものに仕上げていってください。


理由① 読みにくい

「第一印象」って大事ですよね?

人の第一印象は約3秒で決まると言われています。

第一印象は、その人の心の中でしぶとく残り、印象を変えるには時間がかかります。

実はこれ、ESにも同じことが言えます。

そのESが「良さそうかどうか」の第一印象は読み始めて3秒で決まります。

試しに次のESを数秒間読んでみてください。

私は大学の特別教育プログラム新渡戸カレッジにおけるゼミ活動において、日本の安全保障の未来に関するプレゼンのチームリーダーおよびプレゼンターを務め、全体発表会でプレゼン1位を獲得しました。私は、新渡戸カレッジ(グローバルリーダーを育成するための教育プログラム)において日本の安全保障について考えるゼミに参加しました。ゼミには様々な学科から30名ほどが参加していましたが、安全保障を専門に学んでいる学生は一人もいませんでした。そのような状況で、日本の安全保障の未来についてどう考えるかという難易度と抽象度の高いプレゼンを作成する必要がありました。...(以下略)

どうですか?

良さそうですか?よく無さそうですか?

実はこれ、私の就活初期の頃のESなのですが、「めちゃくちゃ読みにくい」です。

読みにくい理由分かりますか?

・改行や段落が無い。
・文章がダラダラ書かれていて、メリハリがない。

以上の2点が主な原因です。

もし自分が面接官だったらと考えてみてください。

こんなに読みにくいESが届いたら、「だるいな~」って思ってしまいませんか?

それでは少しだけ改善してみましょう。

・改行や段落が無い。
⇒ 適切に改行を入れて、段落もわける。

・文章がダラダラ書かれていて、メリハリがない。
⇒キーワードを『』でくくってメリハリをつける。

これをやってみると

私は大学の特別教育プログラム新渡戸カレッジにおけるゼミ活動において、日本の安全保障の未来に関するプレゼンの『チームリーダー』および『プレゼンター』を務め、全体発表会で『プレゼン1位』を獲得しました。

私は、新渡戸カレッジ(グローバルリーダーを育成するための教育プログラム)において『日本の安全保障』について考えるゼミに参加しました。ゼミには様々な学科から30名ほどが参加していましたが、安全保障を専門に学んでいる学生は一人もいませんでした。そのような状況で、『日本の安全保障の未来についてどう考えるか』という難易度と抽象度の高いプレゼンを作成する必要がありました。...(以下略)

うん。少し読みやすくなりましたね。

最初で概要を説明して、その後に具体的な内容に入っていることが明確になりました。

『』をつけていると、読み手の目は一旦そこで止まります。

ですから、アピールしたい部分などに使うと効果的です。

でも、これまだまだ改善できます。

例えば次のような感じではどうでしょうか。

<概要>
私は大学の特別教育プログラム新渡戸カレッジにおけるゼミ活動において、日本の安全保障の未来に関するプレゼンの『チームリーダー』および『プレゼンター』を務め、全体発表会で『プレゼン1位』を獲得しました。

<詳細>
私は、新渡戸カレッジ(グローバルリーダーを育成するための教育プログラム)において『日本の安全保障』について考えるゼミに参加しました。ゼミには様々な学科から30名ほどが参加していましたが、安全保障を専門に学んでいる学生は一人もいませんでした。そのような状況で、『日本の安全保障の未来についてどう考えるか』という難易度と抽象度の高いプレゼンを作成する必要がありました。...(以下略)

<概要>と<詳細>の小見出しを追加しただけです。

どうでしょうか。より論理構成が明確になったことが分かりますか?

今はESの最初の部分しかお見せしていませんが、実際のESってもっと長いですよね。

ですから、読み手も読んでいるうちに、前半のことを忘れてきてしまうのです。

その際、このように小見出しがあると読み手の頭の中を整理することに役立ちます。

もし以下のような質問があったとしましょう。

質問
あなたが大学時代に直面した困難について、どう乗り越えたか説明してください。

私は次のような書き方をします。

<概要>
私は○○に直面した際、○○をすることで困難を乗り越えました。

<困難の詳細>
私が大学〇年生の頃...(以下略)

<乗り越えた方法>
私は○○と協力することでこの困難を乗り越えました。...(以下略)

<学び>
私はこの経験から○○を学びました。この経験は貴社で○○を行う際に生かせるものと考えています。...(以下略)

なんか小見出しがたくさんついているとレポートっぽいですよね。

でも、それでいいんです。

皆さん、ESは文字だけでべた書きしなきゃいけないと勘違いしている人が多いようです。

上の例のように、構造化してレポート風に書いてもいいし、『』でくくってもいいし、記号を使ってもいい。

一番大切なのは読み手の気持ちを考えて、なるべく読みやすく書くことです。

まとめ

あなたのESが通らないのは「読みにくい」から!!

少しでも読みやすくするために、次のことをしましょう。

・段落分けをする。さらに段落と段落の間には空行を入れる。
・キーワードは『』で括る
・論理構造を明確にするために、小見出しを入れる

そして、自分が面接官になった気持ちで読み返してみましょう。

読みにくかったら、もっと読みやすくなるように推敲しましょう。


これであなたのESもGoodな第一印象を獲得できるはずです!

明日は、また別のポイントについて解説していきますので、ぜひお楽しみに!!


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高橋 遼
皆さん、いつも読んで頂きありがとうございます。 これからも「小さな気づき」を与えられる記事を目指して頑張っていきます!