【足元探索】-61-『ごいん』か、『ごおん』か、の「足元」に 「喉」
1. 「五音篇海」を、「ゴオン」と読もうが、「ゴイン」と読もうが、分かる人にはわかる。 でも、どっちを覚えたらいいのだろうねぇ?
時代によって違っていたのかもしれない。でも、いずれにしても、中国語の日本語読みでしかない。両方あると覚えるのが、一番簡単!
でも、現代の我々にとっては、「ごおん」の方が、スナオじゃないの?
「音の話」としての情報もあるし。「イン」では、「韻?」とかも連想。
さて、この悩みはコチラから。
2. ところで、悩みに質問はつきもの。
こんな質問はいかが?
2-1. 「『GO-ON』と、『GO-IN』と、どっちが言いいい?」
「言いいい」って、[ i ] の4連続だよ! 日本語話者しか言えない~
音の高さを変えるテクニックで、後ろから2個目の[ i ]を高くすればいいわけ。
2-2. 「『青い家』って、一息で何回言える?」
同じ理由で、母音連続の [ aoiie ] は、声帯の開いているフランス語話者にとっては、一息では、一回言えるのが普通。
日本語話者なら、何回でも言える。声帯を閉じて、息を少しづつ出せばいいだけ。何度言えるか競争させたりしたら、5回とか、10回とか。
2-3. 『GO-ON』は息が浪費されるし、口の形が [ O ]で連続するところが難点。意識しないと、崩れてしまう。「ありがたく」が「ありがとう」になって、「ございます」が「ござんす」に崩れるように。
念のため、『GO-IN』は『GO-ON』が崩れてとは、言ってません~
3. 言いたいことは、日本語話者の声帯が無意識・無意味に「閉じる」こと。
3-1. 外国語の発音困難。
3-2. そして母語である日本語の発音困難。
動画サイトのボイストレーニングのコメントに、普通の日本人の発音困難が驚くほどドッサリ!
3-3. これは身体に良くない! メンタルにも良くない! 喉元がしまるのですぞ!
4. 最後に、中国音の「喉音」って?という「足元な質問」は、ここでは宙吊りとしておく。まさか、アラビア語のような「喉から発する子音」のことではないと想像するし、母音始まりを全部「喉音」と呼んだのかもしれないとも思う。「1_歯」「2_舌」「3_唇」「4_牙」とかの調音点に並べると、「5_喉」となったとか?
誰かにきいてみるとしたら、えだまめlangさんですけどね~
4-2. 最後に、見出し画像コメント引用
小川 環樹(おがわ たまき、1910年10月3日 - 1993年8月31日)は、 日本の中国文学者。
人生識字憂患始
1. ジンセイジヲシルハイウクワンノハジメ
1. 人が學問して義理を知れば、處世上色色と苦勞の種となれば、無學の方が卻つて安樂なりとの意。
※ とのことです。