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20250203/整理メモ(偏見・内省について)

1.無意識下の偏見

何かを見聞きした際に、無意識に『こう』と思い込むことをアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)と言う。いかにこれを減らせるかが、ハラスメント加害者になることや配慮のない発言を防ぐ鍵になる。

しかし、無意識だからこそ自覚するのが非常に難しいのが厄介なところ。
業務に置き換えて言うと、「これなんか嫌な予感がする....」「ここは間違えやすいから注意しなくちゃ」と気付けるようなことに対しては、ミスをほぼ防ぐことができる一方で、疑問・注意センサーが発動しないような意識の範囲外にあるミスを防ぐのはなかなか難しい。みたいな話。

ただ、これまでの経験から「この場合はこうだろう」という風に当てはめてしまうのは誰にでもあることで、それによってコミュニケーションを取ることもあるわけだから、一切なくすというのは非現実的。
でも「自分の中にこういう偏見がある」と自覚できるだけでも、前述のようなリスクを減らすのには非常に有効である。

2.普段私が実行していること

私自身、元からかなり人との会話を反芻するタイプ。
胃が4つある牛のように、一度咀嚼して飲み込んではもう一度思い出して、自分がその時どう感じてどのように回答したのか、心がどう動いたのかをリプレイする。
いつからこんな癖がついたのかは最早覚えていないけれど、このおかげで自分の思考の整理や言語化が得意になったと思う(一度言われた事を何度も何度も再生する事で、100回言われた気分になって傷が抉れたことも多々)。

人との会話を繰り返し思い出すことの何がいいかというと、心の動きもそっくり再生することで「私はこの時『意外!』って感じたな。ということはここに無意識の思い込みがあったっぽい」という風に後からでも気付くことができたりする点。
その時その瞬間は、偏見込みでリアクションしてしまったとしても、自覚したことに関しては二度とそれをやらなければいい。それが着実な一歩になると信じている。

おまけ.偏見プロフィール(ゲーム)

先日、YouTubeを見ていて「偏見プロフィール」というボードゲームの存在を知った。

「人を見かけで判断しちゃいけません!」そう教えられて生きてきましたが、実際どうです?みなさん多少は見ためからその人の趣味、性格など予想しちゃいますよね…?偏見プロフィールはそんなタブーに踏み込んで偏見の一致を楽しむ背徳系ボードゲームです!
※すべてAIが作った架空の人物なので、誰も傷つきません!ご心配なく!

引用:公式サイト『ゲームマーケット』ゲーム概要

アンコンシャスバイアスを逆手に取ったゲーム。
これ自体の是非に関しては一度置いておくとして.....プレイを通じて「『こういう見た目の人はこんな事をしていそう』という自身の偏見を言語化する」という点が、自身の偏見を浮き彫りにするのに有用なのではと考えた。

私はまだプレイしたことがないのだけど、気心の知れた悪友たちとやってみて、自分のまだ気付いていない偏見と意地悪さを自覚したいなと思った。

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