見たい側面でしか人は物事を見ない。
新人、68歳は。
辞めた(笑)。
あはは。
予想通り、あっという間に去っていった。
「こんな大変な仕事やと思わんかった。」
「こんなん調理補助の仕事ちゃうわ。」
「こんな大変な仕事、こんな安い時給でやってられへんわ。」
「もう続けられへん、自信がない。」
と。
チーフには言っていたそうだ。
言いそう( `ー´)。
ワタシが思うに、一番の理由は失業保険に入れなかったからじゃないの?
あんだけ言ってたから。
チーフ自身も関西出身だったので、関西弁には関西弁で返していったそうな。
「そんなん言うなら、マネージャーに直接電話してくれてえぇから。」
自分のことはスルーして、雇ったマネージャーに言ってくれと。
彼的にはたぶん「またも変なのよこしやがって。」という、怒気も含まれてたんだろうと思う。
そして、5日間の研修を終え、去っていった。あれは研修だったの???あはは。
新人さんはEさんの紹介だった。
先日、Eさんにどうしても来てほしいと言われ、ご自宅にお邪魔した。
抗がん剤治療してるんだから会わない方がいいと何度も言ったのだが、お年寄りだから?もうね、言うこときかないの。
とにかく来てくれ、ちょっとでいいからって。
そこまで言うならあとは自己責任ってことでよろしくって。
ま、思った通り2時間ほど話し続けられました(笑)。
まぁね、大変な病気になったし、話ししたくてもなかなか人に会えないから、そうなるだろうとは思ったんだけど。
その中で、新人さんの話にも及んだ。
けどおもしろいね。
人って、ほんとに自分が見たい側面でしか物事を見ようとしない。
「それにしてもうちの上司はちょっと冷たいところがあるわよね。
こないだ〇〇さんと3時間くらい話し込んだんだけど、なんかすごい調子で言われたらしいわよ。
『3月に入ったら、これを一人でやるんですよ。』
『これは命にかかわる仕事なんですよ。』
そんな風に言われたら、入ったばかりの人はびっくりしちゃうじゃない?もう少し、一緒にやりましょうねって言ってあげないと、そりゃ続ける自信もなくなっちゃうわよ。
しかも『辞めるんなら直接マネージャーに連絡しろ』って言われたって。普通、直属の上司から連絡するものじゃない。それを自分でしろなんて、ほんと冷たすぎるわよ。」
新人さんからの話を聞いて、Eさんはひどく憤慨したんだそうで。
そうかぁ。
けど、上司が言ったことは、間違いではないのよね。
カッツカツのシフトで、かわいそうだけど3月に入れば自分のポジションを一人でやらねばならず。事前に覚悟を促したとも取れるわけだし。
つい最近の事故もあったわけで。気を引き締めてやらないとねっていう、注意だったわけだし。。。
しかもワタシにもものすごい調子で話しかけてきた関西弁のおばちゃんを相手にして、上司もざっくばらんに話しただけじゃないかなぁ。。。
そんな気するんだけどなぁ。
けどEさん、
「〇〇さん、その日泣いて帰ってきたんだって!
も~そんなとこ紹介しちゃって、かわいそうになっちゃって~。
だから、もう辞めた身だけど、△△さん(前の上司。現在はエリアマネージャー。)に電話して、話したのよね。彼が彼女に取った態度とか、言われたこととか。もうね、あんなやり方じゃ誰も育たないわよって。」
え”っ???
マジで?
いや、それはどうなの?上司の上司に、辞めた人が報告するのってどうなの?えっ?片側の話しか聞いてないのに???
うわぁ。それって会社員にとってはけっこうな痛手だと思うんだけど。
しかも、なぜかEさん上司の手当のことまで知ってて、
「あんなんだから、役職手当もほんとは1万円なのに7千円しかもらえないし、ボーナスだってカットされちゃうのよねぇ。
見てる人は見てるんだから、だから本社も給料上げらんないのよ~。」
とまでご注進している。
つうか、なんでそんなことまで知ってんの?
恐ろしいな。長くいた人の情報網って。
お知り合いをあんな職場によくもまぁ紹介するなぁと思ってたけど、一番最悪の結末になったってわけだ。
上司は確かに、上司としては合格点には遠いけど、少ないキャパシティーの中で必死になってやってるのはわかる。
見ててほんとに可哀そうになるくらい。
けどなんつうんだろう。
やっぱあの、ネガティブ発言がどんどん歯車を悪く回してってんだろうなぁ。
もう辞めたい。
もう疲れた。
もうめんどくさい。
彼の言葉は、それこそコールタールみたいに、べったり彼の人生に張り付いて、悪い物をみんな引き寄せてんだろう。
まんまとEさんは新人さんからの話を聞いて、自分の見たい情景を頭にして、正義感から上司の上司に報告した。
それがどんなにサラリーマンにとって痛手かも、よくよく考えていたんだろうか。
彼とだって、10年近い付き合いなんだろうに。
ま。
所詮、仕事で会った人間関係なんてそんなもんだけどね。
そうだ。
そんなこと言ってる場合ではない。
ワタシ自身、バアサンと、どうやら次のステップに進んでしまったようだ。
この年で、人といがみ合うとかもうほんとメンドクサイんだけどね。
その辺はまた後日。
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