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28歳も残り1ヶ月【2024/12/23〜2024/12/27】

12月23日(月)
起きてもM-1の興奮が覚めやらない。令和ロマンは行脚する番組ごとに苗字のネタに出演者の名前を盛り込み、ドッカンドッカンウケをとっていた。M-1王者の番組行脚といえば、昨日見たネタもう一回そのまま見せてくださいね〜だろう。なんかここまで来ると興奮も感心も通り越してあきれや恐怖を感じるほどだ。畏怖、が一番正しい日本語かな。他の芸人たちの嫉妬やライバル心を思うと、同じ職業していなくてよかったなあと思ってしまう。

西村賢太『どうで死ぬ身の一踊り』を読了。書店員を勤める友人2人から強く勧められて読んだ一冊。これを読んでつらくなるのは僕だからなのか、みんななのか。この小説が評価されているということは、みんななのだと思いたい。

上坂あゆ美のエッセイを読んだときに感じた、よくここまで書けるなあ、をそのまま感じた作品だった。いわゆる私小説のジャンルは、エッセイに近く、自分を切り売りして書くことになる。その中で、本当は書きたくない、人にも話したくないようなことを作品として世に公開すること、いつか僕にもできるのだろうかと思う。

M-1決勝と裏かぶりしていて見られなかった『海に眠るダイヤモンド』の最終回も視聴。視聴率は悪かったらしいが、これぞ野木作品という感じだった。いや、どちらかというと塚原あゆ子作品と感じられるような心情描写と書いた方が適切かもしれない。

個人的にはずっと疑問に感じていた英題『The Sleeping Diamond on the Sea』が、なぜ “under”じゃなくて “on”なんだろうという謎が解けてスッキリした。ダイヤモンドは石炭じゃなくてギヤマンだった。最終話で朝子は端島は石炭と同じ死骸のような存在であると気づく。それにより胸のつかえがとれ、向き合うことができるようになる。おそらく、黒いダイヤモンドと言われる石炭イコール端島そのものがダイヤモンドだったんだろう。
人間関係を軸に進むドラマだったが、時間軸が足されることによってものすごく深みのある作品だった。

12月24日(火)
仕事終わり5kmラン。普段と違い、どちらかと言うとスピード重視のランニング。

聞きかじっただけだが、リディアードというランコーチの練習方法を自分なりに参考にしている。距離を走る練習と、スピードを出す練習ははっきり分けて考え、距離を走る練習を重視した方がいいらしい。長く走れるようになってから、その中でスピードを出す練習をする。厳密には全然違うよ、と言われてしまうかもしれないが、なんとなくそういうことだと理解している。

逆に普段よりスピードを出しても5kmを走れるようになっていることに成長を感じる。筋トレでよく語られる文脈だが、日常においてわかりやすく成長を感じられる機会は貴重だ。人との比較では決して速くはないが、自分との勝負に日々打ち勝っていく感覚。元々サッカークラブでも周回遅れになるほど長距離走が苦手だった僕が、自発的に走り続けているだけでも大きな成長だ。

今日はクリスマスイブ。メリークリスマス。

12月25日(水)
妻が珍しく平日休みのため、今日は在宅勤務ではなく出社。昨日のスピードランの影響か、どことなく身体が重い。走りの練習と、日常生活の両立。試行錯誤してバランスを探していきたい。

年賀状を書かなければ。インフルエンザの予防接種打たなければ。年末に向けて録画を消化しなければ。やりたいことが山ほどある。とりあえず大津高校の初戦を見に行くことに決めた。

今日は妻の作ってくれたクリスマスディナーでお腹パンパンだ。残りの考えごとは明日に回して、ゆっくり寝よう。

12月26日(木)
仕事でのありえない失敗とともに幕を開けた今日。社内会議をひとつすっぽかしてしまった。フレックス制な弊社だが、だからこそ日によって朝イチに会議が入った時間が始業時間になることがある。まさに今日がそれで、普段だとあと30分後に始業するかなあ、くらいの時間に会議が入っていて、その会議の存在をすっかり忘れていたがために丸々すっぽかしてしまった。

もちろん始業とともに気づいて平身低頭チャットで謝り倒したし、その後出席者と別のミーティングで顔を合わせるたびに謝罪し通した。

そんな幕開けで始まったので、もう他で失点はできないと、いつも以上に肩の力が入りっぱなしだったからか、精神的に疲れた1日。

明日で仕事納めだ。9連休中は何も考えないでいいように、新しい年をすっきりと迎えられるように、やれることは全部やって終えたい。

12月27日(金)
ついに仕事納め。納まったかどうかで言うと、多分納まっていないが、直属の上司が今日から休みに入っており、穏やかな1日だった。

仕事を一時中抜けし、インフルエンザの予防接種を打ちにいく。毎年絶対打ってます!というタイプではないのだが、さすがに無視できないくらい流行っていそうで、年末年始の帰省も考えると、気休めでも打っておいた方がよいと判断。

明日から9連休なのをいいことに夜更かしをして「クリスマスの約束」を見る。小田和正主催のクリスマス時期に毎年放送される音楽番組だ。いろんなアーティストに声をかけて、コラボをしたり、カバー曲を歌ったり。

2015年の放送で「恋するフォーチュンクッキー」を小田和正がアコースティックカバーをしていたのをたまたま目にし、衝撃を受けて以来毎年見ている。残念ながら今年で最終回。「惜しまれながら辞めたかった」と言う小田さんの気持ちはよくわかる。もう77歳だしね。

今年は過去の名場面集がメインの特別仕様で、件の「恋チュン」も聞くことができた。もう新しい作品を見られないことは寂しいけれど、小田さんが生み出してくれた曲も、そしてなにより小田さんを慕ったアーティストが集まってきたこの場があったという事実はずっと変わらない。多くの人の心に根付いている。

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