同窓会の誘い
今日、高校の同窓会のグループLINEに招待された。
普通に楽しかったし、仲良くしていた友達もたくさんいたけど、
歳を重ねるにつれて徐々に連絡頻度は減り、疎遠に。
いや、行ったらきっと楽しい。
でも招待の通知が来たとき、なんだか気が重〜〜くなった。
あの頃から少しは変われただろうか。
色々あった、大学受験は第一志望を落ち、第二志望も落ちた。
高望みだと分かりながら、馬鹿馬鹿しいプライドが私に願書を書かせた。
滑り止めの大学では人間関係に悩んだ。
誰かの側にいれば、そうじゃない側にあれこれ言われた。
その頃から人間関係が面倒になって、独りが好きになったのかもしれない。
当時の恋人には卒業したら結婚しようと言われた。
恋人は跡取りだった。
「奧さんには働かないで欲しい」と言われた。
奥さんが働かなくたって十分な稼ぎが保証されていただろうし。
就職活動中だった私の心には正直一抹の誘惑だった。
今思えばきっぱり別れて、就職して良かったと胸を張って言える。
偉いぞ、22歳の私。
就職してからは仕事が楽しかった。
入社して半年、良い結果が残せず、定時になると涙が溢れる日もあった。
トボトボ帰って食事が喉を通らず、しょぼくれて眠る日ばかりだった。
今思えば、ベテラン社員さんの足元にも及ばなくて当たり前なのだ。
でも少し結果が出ると、自分の評価が上がって、周りの目が変わって、
それがすごく嬉しくて、もっともっと頑張ろうと思った。
新卒で入社して、今でもその会社で働いている。
自分で言うのもなんだが、仕事ぶりが評価されて、
所謂「花形」の仕事をさせてもらっている。
就職して、思うことがある。
学生時代の”カースト”とは異なる評価のされ方があって
明るくて、可愛くて、みんなの憧れの的が評価されていたあの頃と、
「如何に会社に貢献できたか」で評価が決まる今。
優れた容姿を持つわけでもない私は
必死に明るく振舞って、良くも悪くも周りに溶け込んでいたから、
社会は学校と違って、辛いことも厳しいこともたくさんあるけれど
今の方が生きやすいし、楽しい。
いやもちろん3連休が終わるのは本当に「サイテー」だけど。
うん、ちゃんと成長できている気がする。
同窓会のこと、ちょっと前向きになれたかも?
いやでもやっぱり大人数苦手〜〜〜〜〜。
20240225