1月8日より中国入国時の隔離措置撤廃、他、新型コロナ感染症に関する新たな情報2022年12月27日現在
さて、12月7日以降、新型コロナ感染対策の最適化が一気に進んだ中国ですが、既報の通りこれにより感染者数が一気に増えてきております。一部で薬品不足や医療リソースの不足も伝えられていますが、蘇州市においては比較的落ち着いているようです。
またそんな中、中国政府では1月8日から入国時の集中隔離撤廃を発表しました。さらに新型コロナ感染症対策の最適化を図り経済の回復を目指す方針です。
1.【入国時の隔離撤廃】1月8日より中国入国時の集中隔離を撤廃
中国政府は26日、新型コロナウイルス対策を来年1月8日から変更すると発表した。強制的な隔離措置など厳しい対応を取る感染症に分類してきたが、隔離を行わない感染症へと引き下げ海外から中国に入る際に義務付けている集中隔離を撤廃する。重症化防止を今後の防疫対策の目標と明記し、新型コロナ感染症対策の最適化を図り経済の回復を目指す。またこれに伴い航空便の便数制限も撤廃する。 指導部は政策転換で海外との交流正常化を図り経済回復につなげる狙い。日中間の人的往来やビジネスの活発化が期待される。
2.【発熱外来受診指南】感染者の発熱外来受診について
蘇州市ではこの度、現在のオミクロン型の感染拡大を受けて現状の分析や医療体制、また発熱時の対応等についてQ&A形式で指南していますのでその一部をご紹介します。
病院を受診すべき対象者について
現在、中国全土で多くの感染者が出来ていますが多くは軽症のようです。今、守るべき対象は老人、子供、既往症のある方、という方針が打ち出されており、その原則に則り軽症の方は原則自宅療養が推奨されています。
特に発熱外来等の受診が必要と思われる方は下記となります。
(1)呼吸が困難な方
(2)38.5℃以上の発熱が3日を超えて続いている方
(3)基礎疾患、持病のある方
(4)意識混濁、けいれん、呼吸困難、チアノーゼ等を起こしている児童
(5)妊婦で各種症状のある方
その他の指南について詳しくは下記リンクにてご確認ください。
3【日本到着時の抗原検査】中国から日本到着時の検査について
岸田首相と日本政府は27日、中国での新型コロナウイルスの感染増加が報じられているとして、30日午前0時から水際対策強化の緊急措置を実施すると発表した。中国からの渡航者や、7日以内に中国への渡航歴がある人全てに入国時検査を実施する。
入国時検査での陽性者は全てゲノム解析の対象とし、待機施設で原則として7日間隔離する。入国時検査に万全を期すため、今後の中国便の増便を制限する。
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