お花の先生歴20年の私が思う「お花の先生になるのに必要なチカラ」後編
大阪市内でフラワーアレンジメント教室をしているちゃっぴぃです。
お花の先生になるのに必要なチカラとして前編では「フラワーデザイン力」「レッスン構成力」「事務処理力」の3つを紹介しました。
後編ではあと2つのチカラについて考えてみます。
④先生のキャラ力
私が師と仰ぐ花の先生から「教え方」について勉強したとき、一番印象的な言葉が
『教えるときは女優になりなさい』
でした。
北島マヤ⁈な、なれる⁈と焦ったものです。
この言葉の意味は、教室に一歩入ったら、北島マヤのヘレンケラーや二人の王女のように(『ガラスの仮面』読んでない方ごめんなさい)お花の先生を演じ切る!
すなわち体調がすぐれなくとも、心配事があろうとも、切り替えて生徒さんの前ではいつもの先生であることを忘れないように、ということだと思っています。
「お花の先生はステキマダムっぽくしなくっちゃ」
などと演じてみても、これはきっとボロが出ます。先生自身もレッスンが楽しい、有益な時間だと感じられることが大切です。
それではお花の先生キャラとはどういうものなのか。
私が知っているだけでも、いろんなタイプの先生がいらっしゃいます。
キレイ系、色男系、肝っ玉母さん系、花屋のおっちゃん系……先生方、本当にお世話になりました!
そして私はというと生徒さんから「楽しい先生」「元気な先生」と思われているようです。
レッスン後に生徒さんから「今日も楽しかったです!」「元気をもらいました!」といったメッセージをいただきます。
その言葉に元気をもらっている私ですが、つくづく思うのは私のレッスンに来る生徒さんは「花+楽しさ」を求めて来てくれているのだということです。
「花+美しい」のキレイ系の先生なら、先生のメイクやファッション、立ち居振る舞いを見ているだけでも参考になり刺激になりますよね。
「花+安心感」の肝っ玉母さん系も包容力と安心感、レッスンに通うことで元気になれます。
このプラスアルファが自分にとっては何か。
模索の時間も必要ですが、見つけられたとき、強みになるはずです。
⑤発信力
SNSが生活にくっついている今、先生自身もどんな作品を作るのか、どんなことを考えているのか、発信していかねばなりません。
また、生徒さんとのミスマッチを減らすうえでも発信することは大切です。
以前体験レッスンに来られた生徒さんが
「インスタとか色々見たんです。ほかのお花の人のも見たんです。通える場所だなとも思ったんですけど、何より『絶対いい人そう』やったから」
と私に言いました。
インスタグラムやブログなどのSNSを私自身も投稿しています。
「いい人」を演じている気もありませんが、フラワーデザインのスタイルや考え方に共感してもらってから、レッスンでお会いできるのは良いことだと実感しました。
文章を書くのが苦手、写真を撮るのが苦手、アカウントの設定が苦手などなど言っていても仕方がありません。なんでもググれば分かる時代です。
試行錯誤しながらあなたの花を発信してみてください。
前編、後編と2部構成でまとめた「お花の先生に必要なチカラ」は役にたったでしょうか?
これらの5つのチカラに奥行や幅をもたせていくことで、最強の先生になれるのではないでしょうか。
花をきっかけに生徒さんと過ごすレッスン時間は私にとって嬉しい時間です。
皆さんも嬉しい時間がいっぱい作れますように!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?