教えるときに気をつけること③注意の仕方
上から目線の「教えるときに気をつけること」シリーズも第3弾、今日は注意の仕方について考えます。
生きざままで注意しない
以前、超大御所のフラワーデザインの先生の講習会での注意の仕方がキョーレツでした。
会場にとどろくような罵声、なんで大御所がそんなに怒っているかというと、大御所的にはー
「ワシのレッスンで、んなきったない花の挿し方すんな~~~!」という思いを込めて叱責のごとく注意をされていたようです。
もうこうなると、注意された側は、自分を全否定されているような気持ちになりませんか?
そんな相手を委縮させるような注意は、出来る限り避けたいものです。
教室の雰囲気をぶち壊さない
この大御所のような注意の仕方では、教室全体も、「気に障ることせんとこ…」「無難に、無難に、クワバラクワバラ…」な雰囲気に包まれます。
これは実りある時間を提供する側として、いただけません。
生徒さんが「挑戦してみよう」「今日のレッスンがんばろ!」と張り切って楽しもうとしてくれてる生徒さんに失礼です。
注意の内容にもよりますが、教室の空気を凍らせず、生き様まで否定せず、注意したい内容がしっかり伝わるように心がけましょう。
注意を理解してくれたら、こちらも嬉しいことを伝える
別に嫌いで注意したり、ダメ出しするわけではありません。
注意したことを理解してくれて、作品が良くなったら私はすごく嬉しい。
そのすごく嬉しいという気持ちを、注意した生徒さんにも是非伝えましょう。
言葉でなくても、アイコンタクトでも、笑顔でも
きっと注意された生徒さんも、安心したり、嬉しいと思ってくれるはずです。
せっかくのレッスン、淀んだまま終わらせないようにしましょう。
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