切り花を長持ちさせる方法を知ったら、夏でもけっこう長持ちした!
私の住んでいる大阪もいよいよ梅雨入りしました。
湿気の多い梅雨から夏にかけて、切り花は長持ちしにくくなります。
そこで、今日は少しでも切り花が長持ちする方法を紹介します。
暑い時期に花が長持ちしない原因
①花瓶の水の温度も高くなる
室温もどんどん高くなるので、花瓶の花はぬるま湯に浸かっている状態。
想像してみてください……シャキッとしてた花もヨレっとなる感じ。
②雑菌が発生しやすくなる
ぬるま湯に浸かっていると、茎に雑菌が発生します。
汚れたままの花瓶の内側も、雑菌が発生しやすい状態です。
想像してみてください……雑菌まみれの水を吸い込んで、茎の中に雑菌が入っていく感じ。
③成長がはやまる
気温が高いと、植物の成長はどんどん進みます。
あっという間に百合が咲いて茶色くなったり、バラが満開になり、少し触れるとパラパラと散ってしまったことがありませんか?
これは植物としては寿命を全うした状態。致し方ありません。
花屋さんの冷蔵庫の中なら、ほどよく涼しく、ゆっくり時間をかけて天寿を全うできますが、普通に部屋に飾っている場合は、同じように長持ちさせることはできません。
①や②の状態のまま放っておくと、寿命ではなく病気で花がしおれます。
この病気にならないようにするのは、少しの工夫で乗り切れます。
切り花を長持ちさせる基本!花瓶は中もキレイに
花の水を替えるとき、どうしてますか?
キッチンの流しや洗面所に元の水を捨てる、花瓶に新しい水を入れて気持ちすすぐ、花の茎を気持ち少し切って、新しい水をいれた花瓶に生けなおす。
がんばってる気持ちはわかりますが、気持ちだけでは花は長持ちさせられません。
花の水を替えるとき、水を入れる花瓶の中を重点的に花瓶も洗ってください。
食器を洗うスポンジを併用するのは、花が好きでも気がひけるので、私はメラニンスポンジを花瓶洗い用にしています。
水替え時茎を切る長さの目安は、水が浸かっている部分
花の水替えのとき、なんとなく茎を切ったほうが良い気がして、少しだけ切ってませんか?
なんとなくでは、花はリフレッシュできません。
茎は花瓶の水の中に使っている部分(雑菌が発生しかけている部分)を切るのが理想です。
もし切り落としたとき、ぐにゃっとしたり、切り口が茶色っぽかったら、雑菌が発生して茎が腐りかけているので、さらに上の部分を切ってください。
花瓶の水の量は少なめに
「えぇっ⁈めっちゃ茎切らなあかんやん!!」
と思った方!花瓶の水の量も多すぎです。
花屋さんの花は店頭に並ぶ前に、しっかり水揚げされています。
私たちが家で飾るときは、茎の切り口から水が吸える状態であれば、たいていの花は大丈夫です。
夏、お花も暑かろうと、花瓶の水に氷を入れる人がいます。
水温は一時的に下がるけど、水量は増える。
数時間後には、多めのぬるま湯になるので、要注意です。
水が少なめだと、雑菌リスクも減らせます。
花瓶の水を少なめにしたときの注意点
1本の茎から葉っぱや脇枝がたくさんついている花は、たくさんの水を必要とする場合があります。
丈の長い花も、切り口から先端まで水を行き渡らすのが、大変なこともあります。
水が少ない状態でも、イキイキしているか少し様子を見てください。
花がクタっと元気がないように感じたら、脇枝を少し切り落として小さな花瓶に生けなおしたり、全体の長さを短くするなど調整してあげましょう。
そして、花瓶が軽すぎたり、花の長さに合っていないと倒れやすいかもしれません。重量感のバランスも注意しましょう。
茎をガンガン切らなくてよい植物
ハーブやアイビーなどの葉っぱ系は、根っこが出てくるものがあります。
根が出かけているのに、毎日茎をカットするのはもったいない。
根が出始めたら、水替えのときは流水で茎の汚れを洗い落とし、花瓶を掃除して新しい水を入れてあげれば大丈夫です。
しっかり根が出てきたら、土に植えてやればさらに元気に成長します。
(冬や真夏は難しいかも)
いかがでしたか?
暑い時期は、何をするのもおっくうになりますが、花の手入れをする時間は自分にとってもリフレッシュできる時間になったりします。
花や緑と向き合う時間、楽しんでくださいね。
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