「私センスないかも」なんて嘆かないで
大阪市内でフラワーアレンジメント教室をやっているちゃっぴいです。
「私センスないかも…」これはレッスンで時折、生徒さんが発する言葉です。
そんな風に思い込んで、花を勉強するのを諦めるのはもったいないし、開き直るのももったいない。
今日は、足りないものはセンスなのか何なのか、考えます。
あらためて「センス」とは
三省堂国語辞典によるとセンスとは、
ものごとの微妙なところを感じ取る能力。感じ方。ひらめき。
とありました。
ちょっとしたことを気づける能力。
同じ花材で同じように習って、作っても、なんだか私の作品はイケてない…と感じ取れる能力があるということは、センスあるんですよ!
感じたことをカタチにできる能力
その日の着こなし、自分で作ったおかずの味、「なんかちょっと足りない」と思っても、何を足せばいいのかわからないと思ったことありませんか?
「そうか、口紅の色をちょっと明るくしたらパッとするかな」
「あ、みりんが足らなかたかな」
と、気づけるようになるには、あまたの試行錯誤経験が必要だと思います。
フラワーデザインも同じで、経験値がものをいうことが多いんです。
センスがないのではなく、経験が少ないんです。
めくらめっぽう経験を積めばセンスは良くなるのか
実は、数をこなせばいいってもんでもありません。
ちょっとプラスすれば、すごくステキになった
アドバイスにしたがって、修正したら良くなった
少し見方を替えれば、おかしい原因がわかった
など、失敗したり、おかしいと思ったことを解決できた数を重ねることが大切です。
また、「これはステキ」「これは美味しい」と思う成功例をたくさん見たり、味わうことも大切です。
先生役は、その嘆きに応えたい!
「私センスないわ~」と嘆かれたとき、
「そうやね、ま、いいやん」と会話を終わらせたらあかーーん!
先生は、その嘆きに応えるべく、さらにセンスを磨かないといけません。
生徒さんの一瞬の「?」に気づくのも、センスです。
さ!今週のレッスンも生徒さんのセンスアップに張り切りま~す。