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【お金の話】インドへの投資を検討してみる① #34
こんにちは、ちゃぴのすけです。
先日紹介した「地政学」の関係で、現在とてもインドに興味を抱いています。今後、本格的に投資対象として考えるか、投資対象とする場合は、どの程度の分散比率がリスク許容度に収まるか、検討していきたいと思いますので、定期的にインドについての学習を進めたいと思います。
今回は基礎的なデータの紹介です。
何故インドなのか
まず、そもそも何故インドを考え始めたかというと、いくつか理由があるのですが、ざっくりと以下のような観点からです。
・世界第二位の人口
- 2027年には中国を抜いて1位になる見込み
・経済発展著しいBRICsの一角である
・GDPはドイツに次いで世界5位
・一人当たりのGDPは148位でまだまだポテンシャルがある
※一人当たり名目GDP 2020IMF統計資料
・平均年齢が27~28歳と生産人口が豊富
・親日国であり、米国との関係性も強い
・地政学的に好ましい
- 日本と同じシーパワー国家
- 「自由で開かれたインド太平洋戦略」の一員
- 石油タンカーの重要な航路であるインド洋を近海に持つ
等々、好ましい点が非常に多くあります。
あと、カレーが美味しいとか。
もちろん懸念点もありまして、貧富の差による治安低下、金融犯罪の発生、パキスタンなど陸続きの国々との領土紛争、自国通貨安リスク等無視できない点もいくつかあります。
ただ、そのようなデメリットを踏まえても、魅力的な国に思えます。
インドの基本データ
以下、外務省の公開データから主要な個所をピックアップしてみます。
面積はオーストラリアに次いで世界7位です。人口は先述の通り世界2位。今も1%程度の増加率です。
名目GDPはドイツに次いで世界第5位。GDP成長率は近年鈍化しておりますが、まだまだ高い成長率であり、今後も継続していくことが期待できます。
外貨準備高は5,793億ドルで世界第6位と上位ですので、そこまで大きな懸念と言う程ではないかもしれません。
※このあたりは私もまだまだ知識不足ですので、もう少し勉強したいと思います。
一方で対GDP債務高比率は89.56%とBRICsの中でも高めで決して低くはありませんので、その点は多少懸念かもしれません。
インド市場について
次に、投資関連でのインド市場についてのデータです。データはgoogleファイナンスからの転記です。
インドSENSEX指数はインドのボンベイ証券取引所における株価指数で主要銘柄30種で構成される時価総額加重平均型の株価指数です。公開された1986年1月から現在までで約9,900%上昇という、ちょっとよく分からない上昇率です。上のチャートは米国のS&P500と比較しています。S&P500も約3,500%の上昇率ですので凄いのですが、SENSEX指数がさらに上をいきます。
※ちなみに同期間における日経平均株価は15.26%上昇という、ちょっと何ともな感じです。。。
ただ、これはあくまで指数の上昇率ですので、為替の影響を考慮した上で比較する方が望ましいですね。
ブラックロック社の各種ETFで比較してみたいと思います。直近5年チャートです。
SENSEX指数連動のiShares Core S&P BSE SENSEX India ETFとIVV,FXIとの比較です。こう比較するとやはり米国株の強さが分かります。インドも悪くはないですが、これだけ見ると、敢えてインド?という見方もできます。
ちなみに中国の大型株で構成されたFXIと比較すると直近の中国株下落もあり、その差は歴然です。
短期、中期でのトレードというよりも、インドの今後の成長に期待して長期保有する、という考えを持てそうなら、インド投資はありかもしれません。
最後に
今回は、インドの基礎的なデータの紹介でした。今後もう少し調べたり学習したりして、投資対象としての検討を進めたいと思います。
新興国ではありますので、ハイリスク・ハイリターンの投資対象になるとは思いますが、それを踏まえても魅力的な要素は多いです。ポートフォリオの一部にスパイスとして加えるのは分散という意味でも、投資妙味という意味でも面白い対象かもしれませんね。
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは。