【運用報告】2020年度運用成果 #6
こんにちは、chapiのすけです。
2021年が始まって既に数日経過してしまいましたが、私の2020年度の資産運用報告です。
2020年度トータルリターン
2020年度のトータルリターンは+13.5%でした。ちなみにこれは円換算なのですが、米ドル換算にすると+16.9%でした。
同時期のS&P500連動ETFのSPYが約+15.5%の騰落率でしたので、米ドル換算だとかろうじてアウトパフォーム、円貨換算だと残念ながら市場平均はアンダーパフォームしました。米ドル換算で市場平均を上回りましたので、まあ良かったかもしれませんが、主に以下の理由で満足いくパフォーマンスとまでは思っていません。
・2020年前半は高配当個別株に集中し低調なパフォーマンスだった
・グロース株の組入れが遅くパフォーマンス向上は限定的だった
・円換算だと為替差損の影響を受けた
大規模金融緩和によるものと思われますが、ドルの価値が緩やかに低下しています。米国だけで考えるなら別にいいのかもしれませんが、出口を円貨で考えている場合、為替リスクの影響を受けますね。円貨で考えると米ドル程のリターンにはならなかったということです。そういったものが気にならないくらいの利益を出したいものですが。もちろん長期的にみれば為替差益を得る可能性もありますので一概には言えませんが、2020年は一貫してドル安が進んだ一年でした。
もう一つ、私のトータルリターンが伸び悩んだのはVYMの存在です。資産がそこまで多くないうちから高配当ETFへ資金をつぎ込んでも、たいしたリターンにはつながりませんでした。VYMに投資した金額をVGTやVUGにつぎ込んでいたら、投資成果は大きく変わっていましたね。
※各ETFの1年リターン比較です。VYMの低調さが際立ちます。
2020年度総評
2020年度の好調な米国市場を見渡した上での私の投資成果は、恥ずかしながら魅力的なパフォーマンスとは言えませんでした。ただ、その分たくさんの経験や勉強ができましたので、そこまでモヤモヤすることなく今年を迎えられています。
・課題がそれぞれはっきり認識できていること
・2021年度の投資計画が明確であること
・それでも年度初めに立てた投資計画は達成していること(一番大事)
私のポートフォリオも1年前と比較し大きく様変わりしてきました。ですが、まだこのポートフォリオも発展途上、2021年に1年かけて少しずつ理想の形へと近づけていこうと思っています。
2021年の方針
今年の方針は、抱負に記載した通りです。
・市場平均型のVOO/VXFを全体の50%を目安に定期的買い付け
・グロース型のVGT/VUG/UNP/ABBVを全体の40%を目安に定期的に買い付け
・配当金/分配金収入はすべてVYM購入にあてる
・半年に一度、賞与収入でリバランスを実施
言い換えるとこんな感じです。
・とりあえずVOO買っとけ
・資産が少ないうちは多少のリスクをとることも必要だぞ
・資産が少ないお前には高配当株も高配当ETFもまだ早い
・困ったらとりあえずVOO買っとけ
この一年はETF中心に積み立て、徐々にVYMの比率が下がりVOOやグロースETFが上がっていくことを想定しています。
残った2種類の個別株は、幸運にも少々の暴落には耐えられるだけの含み益がありますのですぐに売る気はないのですが、今年のパフォーマンスが市場平均を下回るようなら売却すると思います。
昨年の寄り道は今年の投資方針策定のために必然だったと思っているので、今年は自信をもって自ら定めた航路を維持していきたいと思います。
まとめ
色々書きましたが、相場が好調でもあったおかげで、2020年度はとても有意義な一年でした。利益も出せましたが損もしましたし、トータルで見ると平均点、という感じです。
だからこそ、この1年で培った知見や経験を次の投資活動の原動力に変えていきたいと思っています。
あと、好調な相場だったおかげで、SNSでは色々な方の利益報告が活況でしたね(まあ、損の報告をする人は少ないと思いますが)
利益報告は夢があるし、全然良いと思うのですが、一方で他人の投資にマウントする人も多かったなあという印象です。
投資を始めると、どうしても自分のパフォーマンスと他人のパフォーマンスを比較してしまいがちなのですが、それってあまり何も生まなくて。
投資は他人との比較ではなくて、自分の投資計画との勝負だと思うんですよね。だから今年1年は情報収集は積極的に行いつつも、自らの航路をしっかり守り、愚直に投資を楽しんでいきたいと思います。
皆さまの投資ライフが今年も有意義なものになりますように。
それでは。
★本日の一枚★
とある年末の神戸港。帆船が好きです。