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【書籍の紹介】投資の大原則 #36

こんにちは、ちゃぴのすけです。

本日は書籍の紹介になります。

投資本のおすすめは?

世間には非常に多くの投資本が溢れています。歴史的な名著から、ブロガーの書籍まで、特に後者は昨年からの好調な株式市場のおかげか非常に種類が増えました。

結論から言うと、私のおすすめは以下です。

投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント
 バートン・マルキール
 チャールズ・エリス 共著

バートン・マルキールは「ウォール街のランダムウォーカー」の著者、チャールズ・エリスは「敗者のゲーム」の著者であり、これらは非常に有名な名著です。この大御所ともいえるお二方が共著したこちらの本を、私は最も勧めます。

何故おすすめか

「長期投資に必要なエッセンスがコンパクトにまとめられており読みやすい」

これに尽きます。お二人の名著も素晴らしいのですが、それなりにボリュームがあります。「ウォール街のランダムウォーカー」は初心者の方には若干読みづらいかもしれません。ですので、初心者の人でもとっつきやすく、コンパクト(その気になれば1日で読める)であるこちらの書籍が私は非常におすすめです。

amazonの書籍のレビューからいくつか抜粋させていただきます。

真剣に資産形成を考えている人向けの入門書です。
主張は明快で、「インデックス・ファンドに長期分散投資せよ」です。
たったこれだけのことだが、本当に本当にほんとーに重要で、難しい。
私は短期集中投資で損をしてきた口です。散々痛い目を見て行き着いた結論は、この本の主張と同じです。
市場は海千山千の猛者だらけで、素人が手を出すと「天井買い、底値売り」が関の山です。
過去の投資で、唯一儲かっているのは、市況ガン無視で淡々と続けてきた積み立てインデックス投資でした。
もっと早く、この本と出合いたかった。。いや、本当に。若い世代の人にこそ、ぜひ読んでいただきたい本です。
大事なお金を溶かすことなく、素人にも勝率の高い方法が学べます。
投資経験が長くて豊かな、有名な二人による、投資初心者のための解説書です。早く初めて複利の効果を享受する、収入に見合った生活をする、資産配分と長期投資(たぶん就職してから退職するまでの期間、40年くらい)、下落相場でも踏みとどまる、上昇相場を追いかけないが大事。
素晴らしい本ですが、既刊の他書をお持ちなら不要かと。
敗者のゲームとウォール街のランダム・ウォーカーの著者が知恵を合わせて作り出した傑作!と冒頭にありましたが、この2冊の内容と大幅には変わらないと感じました。
これ系の投資本を読んだことない人には星5、そうでない人には星2-3ぐらいと思われます。本自体は素晴らしいので星4にしてみました。

基本的に、私もこれらのレビューに同意です。もっと深く勉強したい方にとっては物足りないかもしれないですが、初心者の方が最初に手に取る本としては最適だと思います。ただ、あくまで米国人を基軸に記載されていますので、その点はやや注意と思います。

情報の取捨選択をする

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何故この本を敢えてピックアップしたかというと、投資は情報戦ですが、長期投資は情報の取捨選択が何よりも大事と思うからです。

資産運用を始めると、様々な情報が入ってきます。SNSのアカウントを開設すれば、それはもう情報がこれでもかというほど流れ込んできます。

・~~という銘柄が爆上げ
・インデックス投資が最適解
・世界分散
・FOMC
・キャピタルかインカムか
・(ブロガーが)書籍出しました
・米国雇用統計、住宅着工件数、原油先物…

このような情報の嵐の中で、自分の進むべき航路を見定め、確固たる規律のもと、資産を運用していかねばなりません。長期投資家にとって、こういった情報のほとんどははっきり言って不要です。

プロの投資家ならまだしも、つい最近「テーパリング」という言葉を知ったのに、それを連呼しているような個人投資家の情報は雑音以外の何物でもないと思います。

昨年、私も何冊かブロガーの方が出した本を読みましたが、大体書かれている内容は同じで、これ以上の必要性を感じなくなりました。(もちろん素晴らしい書籍もありました)

情報収集のために、今さらですが今年になってTwitterのアカウントを私も開設したのですが、フォロワー稼ぎを目的とした、それはもう不要な情報が溢れていることに辟易して最近はほとんど見なくなりました。

最終的に至った結論は「素晴らしい本を一冊読めば十分」ということです。

私にとってはそれがこの書籍でしたが、他にも初心者向けの素晴らしい方が執筆した書籍がいくつかありますので、そちらでも良いと思います。ただ、その場合も一冊読めば十分だと思います。

まとめ

書籍は非常に有効な情報収集先だと思います。どの書籍を読めばよいか迷ったら「初版から時間が経っているのに未だに話題に上る本」を読めばよいと思います。そういった本こそが本当に名著です。ブロガーの本の多くは、近い将来話題にも上らなくなるでしょう。市場が停滞すればその時期も早まるでしょう。

重要なのは情報の取捨選択。書籍にしても、ブログにしても、自分が共感できる一部の人の情報を参考にすればよいと思います。

鉄のハートで自らの航路を維持できる人は良いですが、誘惑の多い投資界隈で、それができる人は限られてくると思います。私も軸がブレそうになるのを必死に我慢して自分の航路を描いています。

以前紹介した「バビロン大富豪の教え」より、黄金法則を紹介して今回は終わりたいと思います。

危険や天敵から金を堅守せよ

扱うのがお金である以上、それを狙う人もいます。例え相手に悪意がなくても結果的に自分の元からお金や時間が逃げていくような状況は極力避けるべき、と思うのが私の結論ですね。そのために情報の取捨選択は大切だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは。

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