久しぶりのチェス。
J の祖父母のチェスボードとチェスピースで久しぶりにJ とチェスをした。
アメリカでの小学校の時代、一時期チェスクラブに入っていた事があったので初心者ながらチェスの基本的なルールは知っている。
J はあまり知らないとの事だったので、私より初心者かなと思ったらかなり手強かった。
3戦中、3敗した。
完敗だった。
3戦とも途中まで私がリードしていてからのJ のカウンターで負けたかたちだった。攻めるところまではうまく行くんだけど、最終的に相手のキングを追い込んでとどめを刺すのが下手くそなのかもしれない。
時に初戦では序盤から私がかなり攻めていて、中盤でも私の方に勢いがあった。
私の方が優位だったはずなのに負けたので久しぶりに悔しくて泣いた。
たかがゲームだけど、勝てる試合で負けるというのはとても悔しい。
J も負けず嫌いなのに、悔しくて泣くことが信じられなかったらしく、呆れられた。
馬鹿らしいことはわかっていても感情的になってしまう。
2戦目は途中から私の作戦が乱れ、集中力が切れてしまった。
負けそうな雰囲気になってからはやってはならない、戦うことを放棄してしまった。
3戦目はこれではいけないと、自分を律し挑んだ。
これもいいゲームだったけど、最後は私が追い込まれ負けとなった。
変わらず悔しかったけど、素直に負けを受け入れる事ができた。
改めてチェスって素晴らしいゲームだなと思った。
自分の弱さ、甘さ、欲、思考パターン、色々見させてくれる。
自分の弱点が見事にチェスボードに現れる。
例えば斬新なアイディアが豊富に出てくるにも関わらず、
それらを進めるうちに、あれもこれもと気が取られ集中力が散漫してしまう。
それに加え、一つのことに徹底する事を退屈に感じ、簡単に飽きてしまう。
ゴールのために走り始めるんだけど、周りの景色やら道中での出来事に気が囚われ、いつしかゴールを見失ってる感じに近いかも。
そのような私の良くない癖がチェスボードに出てしまったから素直に負けを受け入れられなかったのかも。
負けは学べるチャンス、次へと活かすステップだと謙虚になれればいいのだが。
たかがチェス、されどチェス。
次回はゲーム自体を楽しみたいと思う。
勝っても負けても、最後まで集中し、私のゲームを展開できたらよしとしたい。
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