【歌い手編8】正しい声の出し方が知りたいその2
今さら聞けない歌い手お悩みあるある8
歌声は息と声の要素から成り立ちます、この息と声の割合によって歌唱時の歌声が決まります。今回までは前回までのリラックス、呼吸法に引き続いて具体的な発声の方法をお伝えしてきました。伝わらない声から伝わる声へ、伝わる声から伝わってしまう声への第一歩になります。
正しいブレス法を習得せずに、今回の方法を行う事はオススメしていませんので是非正しいブレスの方法を習得、実践してみてからじっくりと挑戦していってくださいね
1.身体が共鳴する声で伝わる声へ
ピアノやギターが共鳴するのは中が空洞だからです、これは人でもリラックスの脱力時に同じ事が起こります。しかしながらここで大切になってくるのが息と声の割合です。息9割、声の要素1割では吐息交じりの声になり、伝わりません、また、息1割声の要素9割では聴き手の耳に槍の様な刺さる様な痛い声になります。歌唱楽曲による時もありますが、まずは息と声の割合をコントロールできる様になる事が大切です。まずはこれまでの脱力、リラックスさせる方法を行い次の姿勢を意識します。目線は目の前より少し上、胸を張り肩はゆったりストンと落としてあげます。
脱力方法はこちら⇨【歌い手編7】正しい声の出し方が知りたい その1
<正しい声の出し方>
1)目の前に火がついたロウソクをイメージして少し顔を前に出すイメージで優しく「ふ〜」っと火を消してみましょう。
2)「ふ〜」っと吐いた息に声を混ぜます、あくまでも息を吐く感覚で声を混ぜていきます。⇨ここで大切な事は息と声のタイミングを一緒に出す事を心がける事です。これが冒頭お話しした『息9割、声1割』の状態です。
3)頭の上に風船があると思いながら、その風船を割るイメージで声を突き上げて槍の様な声をイメージして「ふ〜」と声混じりの息を出して伝える対象へ狙っていきます⇨脱力が大切です、あくまでも息を吐く感覚で伝える対象を明確にしていく事が重要です
4)これまでは声を線のイメージで声を出しましたが、ここからは身体の面で声を出すイメージを行います、両手を開いて手からも体全体から声が出る面のイメージで「ふ〜」と発声します、これにより声が身体全体で共鳴する様になります。⇨両手がぶるぶる響いて震える様な感覚があれば成功です
次は今発声した声の割合を歌唱に使える様にする練習方法をお伝えしていきます
2.正しい息と声の割合へ
これまで出した声は息と声の割合がコントロール出来ないため歌唱時に使える声ではないので、ここでは息と声の割合をコントロールできる方法をお伝え致します。
メトロノームとピアノ(音の出る鍵盤アプリ)を使います。
自分自身の声を録音しながら行うと更に効果的です。
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