消去あるいは旅立ち【Astroneer】
あとは7つの黒い石を怪しい人工衛星に挿すだけ。
たぶんこれで全ての惑星にワープできるようになるとかだろう。
いざ出発しようとした直前にふと気づいた。予想外にこれまったく新たな惑星に飛ばされて死んだりしたらシャトルを失う。また作れるとはいえヒドラジンスラスターももったいないので、廃棄処分待ちだった最初の小型シャトルに固形スラスターを積んで出発した。
黒い石のマークをよく見てはめ込んでいく。
全ての石をはめると中央にいつもの黒い球が現れアクティベートすると…巨大な紫の光のゲートが開き、なんかこの銀河系の外と繋がったような表示が。うわ、やっぱり新たな惑星行きだったか。
と、背後に強い光が。キャラは操作するまでもなくこの光の中へ吸い込まれていったのだが…光もゲートも消えてしまった。
そしていつの間にか現れていた最初の宇宙ステーションから、新たなアストロニーアを載せたポッドが射出されて…
謝辞が。
え?どういうこと???
エンディングだということだけはわかったが、どういうこと??
しばらくすると、シルヴァのシェルターで目覚めた。
は???
死んだ???夢?
いや発着場にシャトルないし。避けておいた大型シャトルはちゃんとある。
まじで!?うわっ小型シャトルで行って正解…!
エンディングの意味が分からずネットで調べようとしたが、このゲームのプレイヤーはあんまり物語性とか気にしてないようで(当然だ)全く手掛かりなし。人工衛星へ行く直前にとったセーブデータからもう一度エンディングを見てみた。
この銀河系の外にまだ4つくらい銀河系があり、うち2つと繋がる。開いた紫のゲートを進めば次の銀河系にワープしたのだろう。
紫のゲートに進もうとした時に突然出現した「鏡」と表現されている光。これはLRDを調べた時に発する光と同じ。また、探査機を全て見つけた時に現れた別のアストロニーアを映し出した光とも同じもの。これはLRDを作り出した異世界(我々の銀河系?)と繋がるゲートだろう。
EXOはLRDを危険視しているためその予兆を観測してパッドに警告を表示していたものと思われる。
鏡を通してアストロニーアを呼ぶ声がして、アストロニーアは少しためらうがEXOの指示よりも自らの意志(好奇心)を選んで異世界へと旅立つ、そういう解釈か。操り人形から意志を持った個体への進化でこの物語は幕を閉じる。
そうでないと、他の解釈(EXOによって消された、LRDに騙されて消された)だとあまりにバッドエンドすぎて後味悪いし、クラフト系ゲームにわざわざそんなエンディング作らなくてもって気になる。
そしておそらく、この銀河系の人間(EXOの中の人)はもう全て滅んでるんだよなぁ。ログはみんな過去のものっぽいし、エリュシオン号の人間ももういないと思う。いろいろ自動になってる機械が延々アストロニーアを作り出して終わりなき開拓を続けているという設定だと思う。