ファンのファンによるファンのための…
「ベヨネッタ3」のストーリー部分だけ見てやっとエンディングまで見た。
つかこれムービーまじで多すぎる。これプレイしてる人って何を目的に遊んでるんだろう…格ゲーみたいな部分が好きな人だとブチ切れる量なんだけど。
いやーしかし、中盤からおいおい!?と驚くような展開というかコンセプト崩壊というか…ディレクターよくこんなのOK出したな!と思うようなギャグ展開があってブッ飛んだ。ある意味ネタバレだが、突然ミュージカルみたいに歌やダンスのパートが入ってきたり、スパイ映画のパロディぶちかまして来たり…クールでお洒落なゲームなのかと思ってたら思いっきりちゃぶ台ひっくり返してきた。
発想自体は面白いっちゃあ面白いんだけど、これまで積み上げてきたイメージがもったいないというか…これやっちゃうとひと昔前の中華映画なんだよなぁ。一気にC級映画に堕ちる。ストーリーを最後つじつまとか無視して力づくで「これで大団円だぜ!」ってなぁんとなく雰囲気でまとめてしまってるところはハリウッド的ではある。
おばちゃんはB級C級映画のくだらなさは好きなのだが、そういう人にとってはハリウッド的恋愛物語やお涙頂戴的演出はクサッって思うし、相容れないと思うのよねー。
で、このゲーム、美しい女性を除くとあとはみんな怪獣なので美しいものを見たい人にとってはバトルシーンいらねー。怪獣大戦争が見たい人はベヨネッタのダンスシーンうぜえって思うだろうな…。おばちゃん的にはバトルも怪獣もいらんかったわー。
バトルは背景がちょっと違うだけでやってることずっと同じだし怪獣の造形みんな同じで区別つかん、ただデカいだけ。美しくない。(もちろんベヨネッタ達との対比のためにゴツゴツして不格好な造形にしてるんだろうけど。)背景はリアル東京とかリアルパリとかその現場をよく知る人にとっては「あー本当に同じだー」と感動するのかもしれないけど、おばちゃん東京もパリもなじみありませんww
多分これハマる人って、ベヨネッタ姐さんのキャラクターが好きな人!
美しいベヨネッタ姐さんがいろんなコスプレして踊る姿が見たいって人はドハマリする。ある意味アイドル映画。
クリエイターも「すげー理想的な女性CGできた、これはいろんな着せ替えさせて踊らさねば!」と楽しかっただろう。この気持ちはすっごくよくわかる!推しにいろんな格好させたいよね、いろんなポーズ取らせたいよね、わかるわかる!!
前作からの登場人物(とおぼしき人)をいろいろ出してきてるのも、このベヨネッタってシリーズ好きな人向け、一見ではなくベヨネッタってキャラをすでに知っていて好きな人向けって感じがするな。ベヨネッタっていう超絶美人アイドルがバトル映画も恋愛映画もミュージカルもダンスも早着替えもやっちゃうよ!っていう作品だ。ディナーショウだ。なんかタカラヅカ臭がするなというのはそういう所だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?