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書籍_リモートワークありきの世界で経営の軸を作る 戦略総務 実践ハンドブック

本書は、伝統的な「雑用係」とされがちな総務部門を、戦略的かつ効果的な部署に変革するための実践的な指南書。会社の戦略に積極的に関与し、組織全体の変革を促す「戦略総務」を目指すための具体的な方針とステップを提供している。

当社では、リソースやスケジュール管理が不十分で長時間労働が常態化している。これを変えるための総務の形を考えていたが、そんな会社には特に役立つと感じた。著者は、総務部門の業務を「やめる、減らす、変える」というアプローチで効率化することを提案している。これには、リモートワークの完全導入やテクノロジーを活用した既存業務の改善が含まれている。さらに、これらの変革を他の部門に能動的に波及させるところまでイメージすることができた。

この本は、受け身の総務から攻めの総務へと転換し、組織全体の戦略を体現する部署へと変えるための具体的な手引きを提供している。ただし、これらの変革を現場に落とし込むには深い思考が必要であることも認識が必要。実践的なステップが明確に書かれているため、実際に進める際の指針となりえる。

総務部門のあり方を見直したい企業や、組織全体の生産性を向上させたい経営者にとって、この本は必読の価値があるかも。

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