About me 25歳から離婚まで
私について前回25歳まで書きました。
まだ読まれてなく、ご興味があればこちらから読んでみてくださいね。
青天の霹靂の「癌」
でもこの癌が私の人生を大きく変えました。
私がこの癌になって何よりも嫌だったことが
子供が産めなくなることに対して、まわりが腫れ物に触るほどデリケートになっていることでした。
私は、周りに気を使われることが本当に嫌で
その時に子供は産めないし普通の人ができることができないけど
人に恨まやしいと思われる人生を送ろう
って、自分との約束をその時にしました。
子供がいてお母さんをして〜という人生は、
私がどう転んでも不可能なこと。
できないことを悔やんで人生台無しにするくらいなら
できないことに気づかれないほど
違う自分で人生を変えて、さらに人から羨ましいって思われる人生を送ろうって思ったんです。
25歳の私、偉かったぞ!
時は2000年。世の中がミレニアムムードでキラキラしていた年。
私は、5年間勤めていたOLを辞めて有限会社を立ち上げました。
やったこともないし、ツテもないし、仕事もないのに
イラストレーターとして生きていくことを決め
無謀にも会社を起こしてしまったのです。
27歳でイラストレーターになりました。
仕事もないまま始めたのですが、
興味本位で自分のウェブサイトを立ち上げたおかげで
あれよあれよという間に、仕事が来るようになりました。
東京からメールでオファをいただいて、
私が想像もしてなかったお仕事を本当にたくさんいただきました。
私が子供の頃から読んでいたファッション誌や
有名な作家さんの本。教材からCMのイラスト。
とにかく、数えきれないほどのお仕事をいただき、約10年間イラストレーターChaoとして生きていきました。
でもね、私は飽き性なのか、興味がいろんなところにいっちゃうのか
その当時建築にとても興味があり、二級建築士の資格も習得したりもしました。
その延長戦でヨガのインストラクターも。
結婚して13年くらい経ち、いろんなことが起こり
自分の人生も180度変わり、イラストレーターとしても順風満帆で
自分の思い描く「人から羨ましいと思われる人生を送る。」ということは
かなっていたようにも思えました。
けど、結婚生活は実はあまりうまくいっていなかったのです。
うまくいってないというか、無理し続けていた13年間でした。
子供ができないという後ろめたさがずっと私を付き纏っていて、
相手の家族に従順でいることで、後ろめたい気持ちが少し薄れていたのかもしれない。
ある時いつものように飼っていた犬の散歩から帰ってきた時に
私の頭上から神様からの囁きが降ってきました。
「離婚して良いんだよ。」と
その日、旦那に「離婚したい。」ということを告げると
最も簡単に承諾をいただき、
私たちは13年という結婚生活にあっさりピリオドを打つことになりました。
その時の元旦那の言葉が忘れられないのだけど、
「Chaoが子供産めないから自分は子供を作らないし、
Chaoが結婚するまで、自分は結婚もしない。」と…
そんな私に義理建てなくても。と思ったのですが、
嘘でもその言葉は少し嬉しかった。
結婚って、子供を作ることでもないし、
人生って、子供が居た方が楽しいわけでもない。
そんなことをずっと二人で話していたので、
きっと元旦那は、それを守ってくれるだろう。と
と草の根も乾かないうちに、元旦那は4、5人の子供のお父さんになり、
あっさりと再婚をしていたのでした(笑)
別に良いけどね。
ちなみに私は未だに独身ですけど。
続く…